電気自動車のバッテリーを長持ちさせるには

最初に結論を書いてしまう。
電気自動車を長く愛用するには、バッテリーを優しく扱うことが大切である。
酷使すると劣化が早まり、走行距離が短くなる。
どうすればより長持ちさせられるかを以下に記録する。

【結論】
①急速充電を避ける(できるだけ普通充電にする)
②満充電を避ける(20%~80%充電に止める)
③ちょこちょこ充電を避ける(できるだけ充電回数を絞る)

【補足説明】
①急速充電はバッテリーへの負荷が大きい。乱用は劣化を早める。
②リーフは100%に達すると充電を自動オフにする機能が搭載されているのであまり気にする必要はないかもしれないが、満充電なのに電力を送り続けることはバッテリーにはよろしくない。
③充電行為そのものがバッテリーに負荷をかけるので、回数そのものは少ない方がいい。

【私の生活スタイルから割り出す充電法】
①休日の前日に残50%(残り走行可能200km以下)、できれば25%残100km前後に落としておく。
②夜10時から朝8時まで普通充電し、80%、走行可能300km~350kmにまで上げる。
③1週間、充電しないで乗り、①の状態に戻し、②のとおり充電する
④1ヵ月の充電回数を4回か5回に止める。

【私の生活の諸条件】
・家の電力料金契約=夜割引「エルフ10(北陸電力)」
・夜10時から朝8時まで11.1円/kWh(昼は22.89円/kWh)
・上記10時間で180km~200km分の充電ができる(運行記録で算出)
・よって、土曜又は火曜日の時点で残り200kmを切ったら充電してよい。
・休日前日の夜から休日朝にかけて10時間充電するのが最も効率がよい。
・月走行平均距離を850kmとすれば850÷180=4.7回の充電回数となる。

【雑感】
電気自動車「日産リーフ」に乗って8ヶ月になる。
車が好きというわけでは全然ない私だが、とても気に入っている。
静か。きれい。コスト安。手間いらず。そして乗っていて気分がいい。

静か…エンジンはなくモーターで動くので静かで振動のない走行ができる。
きれい…ガソリン、エンジンオイルといった“汁物”がないので車が汚れない。
コスト安…電費はガソリンに比べ格段に安い。メンテナンスも少なくて済む。
手間いらず…今は洗車以外、スタンドに寄る必要がなくなった。
気分がいい…二酸化炭素を排出しないので、地球環境にやさしい行いをしている気になる。

デメリットは、ガソリン車より長距離を走れず、充電に時間がかかることだ。
ただ、私のリーフは2代目で2019年から始まった62kWhバッテリー搭載の「リーフe+」であり、満充電で400km以上走るので日常使用では十分だ。
充電時間も通常は自宅の専用コードで寝ている間に行うので気にならない。
ガソリンスタンドに寄る必要がなくなりかえって楽になった。
また、市街地にはたくさんの充電スポットがあり、高速充電を使えば万一の時も10分間の充電でかなりの距離を稼げる。

ということで、リーフには大変満足している。
良い車だ。
バッテリーの劣化を防ぎながらできるだけ長く愛用したい。