金沢医科大学病院がでかい

金沢医科大学病院がでかい

わけあって金沢医科大学病院に来ている。
その巨大さは驚くばかりだ。
正面入り口に入ったところはショッピングモールのような佇まいだ。

建物一つで一個の街の機能を有している。
レストラン、喫茶店、理髪屋、スーパー、コンビニ、書店、憩いの場などなど。
もちろん個々の規模は小さいけれども、ほぼ事足りだろう。

地下のお店には生鮮野菜もスーパーの入り口さながらに売っている。
病院で生鮮食品のニーズがどれだけあるのか見当がつかないが、八百屋としてはうれしいことではある。

エリアによってはWiFiも繋がっている。

コンビニにはマスクが山積みされていて、ちゃんと日本製のものが売っている。思わず30入りのものを買ってしまった。


1ヶ月ぐらいならば、ここで暮らせと言われても快適に暮らせそうである。

ここ数年で、石川県内の総合病院は整備が進んだ。
医科大病院の他にも金沢大学附属病院、石川県立中央病院など見違えるほど綺麗に建て替わった。

地下のレストラン。7階のレストランはもっと高級感あり。

中央病院など、かつては密も密、老人たちが始終ひしめき、医師も古ぼけた白衣を来て、髪ボサボサのまま仕事に追われているイメージだった。
建物が美しく整備されると中で働く人間たちもスキッと洗練されたように見える。

やはり人間は環境を整えてあげることが大事である。
組織・企業が発展すれば、環境を改善するように投資ができる。
働く上で快適になり、受ける人々にもより良いサービスを提供できる。

古い枠から出られなければ、人間は外見も中身もどんどんよどんでいく。
形から入るのも人のモチベーションを高めるには重要である。

うちの会社のオフィス、現場は50年以上に渡り変化がない。
古めかしい。
これが当たり前と思い込んでいるのは現役社員だけで、新入社員候補は会社に訪問しただけで幻滅するだろう。

大学病院と比較するのもおかしいが、医科大病院を歩き回っていてふとそんな思いにかられた。