能登特産の干し柿「ころ柿」の初出荷25万円!

左が堀他の松崎さん、右がJA志賀の新谷(あらや)組合長

能登特産の干し柿「ころ柿」の初出荷25万円!

石川県の青果物はブランド品ラッシュだ。
本日初荷を迎えたのは能登のJA志賀町の特産品「ころ柿」。

地元ブランドの初せりでは何度も最高値で登場している青果専門商「堀他」が特秀桐箱仕立て12個入り1箱を25万円でせり落とした。
堀他は直営のカフェでお客さんに振る舞われるとのことだ。

堀他の松崎氏はインタビューに応え「生産者のみなさんがいいものを作ってくれる。僕らに出来ることはできるだけ高く買ってあげることだ」とおっしゃった。
地元ブランド品を支えてくださる想いに本当に頭が下がる。

ころ柿は地理的表示保護制度(GI認証)に登録されている。
食べる芸術品とも言われる美しいあめ色の果肉が特徴で、生産農家が一個ずつ手もみをすることで柔らかくきめ細かい干し柿に仕上げる。

原料となるのは「最勝(さいしょう)」という干し柿に向いた系統品種だ。

ほぼ12月丸々1ヵ月間販売され、贈答用にも家庭内でのお茶菓子として普段使いにも利用される。
今年より通常の化粧箱の他、よりお手軽にお買い求められるよう、ハーフサイズ箱や一個ばら売り規格も併用しての販売となる。

私は初市の祝儀価格が高騰しすぎることに若干疑問も感じているが、産地がこれで勢い付くのも一つの事実。
ただし、前述した堀他の松崎氏のように、買い受けて支えてやろうという人の善意次第であるということを忘れてはならない。

また、最近果実では松崎氏が支えてくれることが多い。
ありがたいことこの上ない。
が、願わくばもっと多くの方々が、次はオレだ、いや我こそが次の主役だと競争し、業界全体が活況を呈してくれれば良いと感じる今日この頃である。