ネット通販が利便性に優れていることは言うまでもない。
そして、価格競争で優位に立っているのも周知の事実だ。
それが当たり前の世の中になってしまった。
でも、本当にそれでいいのだろうか。
愛用していた腕時計が壊れたので、親戚が経営する時計店に同じメーカーの最新の商品を取り寄せられるかどうか聞いた。
そのメーカーの商品は普通の時計店では扱っていないと思う。
数日して応えが返ってきた。
「取り寄せられないことはないけれど、Amazonで買う方が安いね。うちの店がAmazonから買ってそのまま渡そうか?だったら、自分で買った方がポイントがついていいよね」。
何ちゅーことか。
産業構造はこれでいいの?というと大袈裟かもしれないが、なんかおかしい。
これまた大袈裟に言うと、資本主義っちゅうのは、最終的にごく一部の勝者だけが利益を独占し、大多数の他者は撤退を余儀なくされる。