カレンダーがようやく完成

会社のカレンダー(大判)がようやく刷り上がってきた。

12月に入ってしまったのは私の責任、というか判断だった。
印刷の最終GOサインを出したのが11月26日だったのだ。
印刷会社さんはよくぞ1週間も経たずに納品してくださった。
スピーディな仕事に感謝である。

最終GOサインがここまで遅くなったのは、国が暦をなかなか決めてくれなかったからだ。
この点は10月25日のブログ「カレンダー(暦)くらいサッサと決めてよ」で書いた通りだ。

11月の中旬になったので、痺れが切れて内閣府に電話した。
電話に出てくれたお姉さんはやさしい口調で言った。
「昨日にですね、衆議院で審議入りしました」。

遅いわ。
臨時国会が召集されたのは10月26日じゃないか。
初日に審議し即採決、すぐに参議院に送らなきゃ。

そして11月19日、ようやく衆議院で賛成多数の可決となった。
このタイミングで私は祝日移動の内容でカレンダーを作るよう印刷会社に要請した。

その後さらに1週間、こちらでは色校正などのチェックを経て26日にGOサインを出し、国会では参議院の審議があって27日に正式通過した。

世に出回っている印刷物はほとんどすべてが旧の暦で祝日表記されており、但し書きが付されている。
「オリンピック開催により、休日が変更になる場合があります」という具合。

うちの会社が発行している荷主・顧客用の市場休開市のお知らせも、早くしろとのお客の圧力に負け、上記但し書きを付した旧バージョンで2週間ほど前に発行した。

私が責任者である大判のカレンダーは、年が改まって貼られるものなので、最後まで粘ることにした。新バージョンだ。
新バージョンには「2020年11月の臨時国会で成立したオリパラ特措法に基づく祝日表記をしています」という但し書きを付けた。

印刷屋さんは納品の時、「新しい祝日表記のカレンダーを初めて見た」と言った。
そうだろう、そうだろう。
代は満足である。

なぜ新バージョンにこだわったか。
卸売市場は臨時休開市というのがあって、生産者や売買参加者にとって、市場がいつ開いていていつ休みなのかは極めて重要であるからだ。
そして、来年の臨時休開市は、祝日移動を前提に決められたのだ。
だから正式な祝日表記の上に臨時休開市をマーキングしたかった。
なんとか年内に決まってよかった。

今年のカレンダーも力作である。
うちの女子社員数名が知恵を出し合って構成を考え、イラストレーターの松元伸乃介氏には何度も書き直しを要求した。

世界(大自然)がすべて野菜とくだもので創られている不思議な国で、動物たちがキャンプをしている絵だ。
コロナ禍で家に閉じこもりがちだった暗い雰囲気を一掃しよう!というメッセージが込められている。