大学2年生になった長男の成人式があった。
本人は感心がなさそうだったが、(私を除いた)周囲=妻、ジジ、ババ が何かと世話をやいた。
成人式用にジジがスーツのお金を出してくれた。
年末に慌てて「紳士服の●●」に飛び込んだが、おそらく毎年こうした駆け込み需要がたくさんあるのだろう、ごくスムーズに「1月2日のお引渡しです」と対応してくれた。
今日、妻は用事で外出しており、私が車で会場まで送った。
私も長男も成人式には無関心である。
記念写真も何も撮らず、スーツ姿をジジババに披露するもなく、帰って普段着に着替えた長男およびその責任者たる私を、妻は厳しく叱った。
そして長男をもう一度スーツ姿に着替えさせた。
ふ~ん、そんなものか。
息子よ、おめでとう。
「女子はみんな振袖だったでしょう?」
「誰が綺麗だった?」
妻は興味津々で長男に聞きまくっていた。
私は38年前の自分の成人式に出ていない。
住民票は金沢に置いたままの東京暮らしで、確か当時は「成人の日」1月15日の式典だったと思う。
案内状すら見た記憶がないし、そもそもまったく興味がなかった。
そう言われれば、数少ない人生の節目なのかもしれない。
七五三、入学式、卒業式、成人式、結婚式…最後にお葬式(笑)?。
今後、節目は節目としてちゃんと仕立て、記録を残すよう真面目に取り組むことにする。
自分自身は、次は還暦か。
赤いちゃんちゃんこを早めに「紳士服の●●」に発注することにしよう。