会社が使うコンピュータシステムの重要性は時代とともに高まっている。
コンピューターがなければ会社はピクリとも動かない。
世のほとんどの卸売会社はいわゆる「パッケージ」を使っている。
大手電算メーカーが開発したシステムのことだ。
根本的な部分は出来上がっており、若干のカスタマイズを施すだけで即納品可能だ。
導入が短期間で済み、まずまず無難なやり方だ。
だが、デメリットがいくつもある。
その最大の点は、業務の方をシステムに合わせなければいけないということだ。
システムの骨組みは変更できない。
買った道具に振り回されるということだ。
本末転倒である。
その点、我が社のシステムは自社開発である。
これは大いなる誇りだ。
パッケージとは逆だ。
システムの方を業務に合わせる。
この点を評価してくれたのが高松青果の齊藤社長である。
うちのシステムをベースに高松青果用にバージョンアップしたシステムを昨年導入された。
今度はその高松バージョンをうちがさらにバージョンアップして今季の夏以降に導入する。
お互いが智慧と技術を注ぎこみ、どんどん進化させていく。
毎回、前回までの土台に上積みしていくだけになるので、開発費用は少なくて済む。
本日、電算部の堀上部長が新電算システム開発案の説明会を開いた。
今回のバージョンアップの一番の狙いは、営業業務の劇的な効率化である。
無駄な部分を削り取り、今までより格段に事務処理は軽減される。
営業は営業に時間を割くことこそ本分。
今までは事務に膨大な時間を食われてきた。
管理者の各種決裁業務も格段にスピーディーになる。
そのためにグンと進めるのがペーパーレス化だ。
新システムが稼働したら、ペーパーは8割削減できるのではないかと思っている。
自画自賛は控えるべきかもしれないが、我が社の電算システムは青果卸売業で日本一だと思っている。
そして、うちの電算部員は会社の宝である。