青森県の三村申吾知事が来沢され、小学生を相手に青森特産のりんごについてトッププロモーションをされた。
題して「青森県知事直伝!親子で学ぶアップルスクールin金沢」。
現物とスライドを使いながら、クイズ形式で産地・青森県の特徴やリンゴの品種をおもしろ楽しくレクチャーしていく。
こちらもお手伝いとして子ども達に模擬せりを体験してもらい、卸売市場を通じてりんごが売り買いされる流れを理解してもらう。
知事は自らを伝道師として、この普及活動を毎年全国展開している。
金沢では4年ぶりだ。
4年前は我が母校・小立野小学校であり、今回は杜の里小学校の6年生約80名を対象とした。
写真はこのイベントにおける知事のユニフォームである。
イベント中のものではなく、小学校へ行く前の、ちょっとうちの会社に寄っていただいた際の一コマだ。
うちの会社の受付に来られるやいなや、従業員に向かってアピールをしだしたのだ。
従業員たちは何が始まったのかわからず、ポカンとしていた。
この、時間と場所と相手を選ばないサービス精神が物凄い。
冬でも半袖のハデハデりんごシャツだ。
「よく見るとニンニクの絵も入ってます」とおっしゃった。
ニンニクも青森県の特産である。
三村知事のパフォーマンスはすごい。
芸人でもタレントでもない。
元は青森県の建設会社の方であり、政治を志し衆議院議員となる。
その後、知事選に出て当選し現在に至る。
トップセールスとはかくあるべき。
感動すら覚える。
しかしここではたと気づく。
考えてみれば当然か。
リンゴは青森県の重要な産業だ。
栄えていくことが県の発展である。
大げさに言えば「我々はこれで生きている」。
ならば首長だろうがなんだろうがなりふりかまわずどんどんぶつかっていく。
お偉いさんがふんぞり返っているのこそ、なんの必然性もないのだ。
改めて、人の在り方というものに気づかされるひと時でもあった。