プール戦第2戦、対アイルランド戦は19-12で日本代表が勝った。
4年前の南アフリカ戦以来のジャイアントキリングである。
この勝利で日本中、ラグビー熱が沸騰である。
森喜朗先生、あなたは正しかった。ご尽力ありがとうございます。
ラグビーは同じフィールドスポーツでありながら、サッカーとはプレイスタイル、スポーツマンシップで差別化が図られておりとても興味深い。
けがで戦列を離れていた福岡堅樹が復帰し、終盤、彼が見事なインターセプトで大独走した時は鳥肌が立った。
スクラムやモールなど集団のもみ合いがあるかと思えば、こういう矢のようなスピード感も楽しめる。
ラグビーは多彩だ。
にわかファンはすっかり虜である。
スポーツマンシップと言えば、これだけ当たりが激しいのに、妙に男どもがさわやかである。
戦いすめばノーサイド。
(本当は陰ではいろいろと、どろどろ、がつがつ、あるんだろうが、今のところ「にわかファン」にはサッカーよりもはるかにさわやかに見える)
これについてはカズ(三浦知義)が新聞でこう書いていた。
「審判の裁定に対して誰も文句を言わないね、すごいね。」
ショーマンシップの点からいえば、文句言って試合が荒れるのは面白みでもある。が、サッカーはさすがにあざとい奴が多すぎる。
スポーツマンシップの点からいえば、ラガーマンはサッカー人に比べ人格的に一回りか二回り大人である。
この差別化が功を奏し、今後ラグビーファンはますます増えるだろう。
ようやくラグビーに日の当たる時が来たのだ。