今年も社会人の日曜野球が始まった。我が丸果チームは、下位のイエローリーグに所属し、上に上がれるほどではないがそんなに弱いほうでもない、というポジション。試合を見る分にはそれなりに楽しめる。開幕戦は先週だったが雨で私は応援に行かず、今朝が今季初めての観戦となった。
今年は新入社員2名分、戦力がアップしている。男子社員は少年野球をしっかりやった子でなかなか上手い。そして紅一点、女子社員が選手登録した。高校時代、女子ソフトボールをやってきた子で高卒で入ってきてくれた。社会人野球で女子選手がいるのはレアである。そしていてくれるだけでチームは華やぐ。
その結果、我がチームは下が18歳女子、上が65歳社長(!!)というものすごい布陣となった。今日はレフトのレギュラー選手が仕事で休んだため、彼女が9番レフトで先発した。
試合は自力では圧倒的に対戦相手が上手だったが、なんとかしのいで最終回の7回裏の時点で3-3。トップバッターは9番彼女だ。ここまで2三振だったが最後の打席で見事にセンター前に弾き飛ばした。この後、ピッチャーの制球が乱れ、続く打者に連続死球を浴びせノーアウト満塁。そしてなんと次のバッターへの2球目がパスボールとなり、三塁ランナー彼女(!)がチョークホームイン。サヨナラ勝ちとなった。なにか予感がしたのでスマホの動画録画をオンにしていてよかった。彼女は星を持っている。
そして、動画を後で見直して気が付いた。ホームイン直後に彼女がしたことは、相手捕手のキャッチャーマスクを拾ってあげることだった。ちょっとしたことだが、人柄がわかる良いシーンだ。我が社は今年、とても素晴らしい人材を迎えることができてうれしい。