家計調査から見る面白データ
総務省から、家計調査の1世帯当たり品目別年間支出金額及び購入数量(二人以上の世帯)の最新データが発表された。2018年~2020年平均の品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキングとなる。ありとあらゆる食品で、何がどの県でたくさん購入されているかがわかる。以下は、金沢市が日本一となった食品である。県庁所在地+政令指定都市での比較だから、「石川県日本一リスト」と置き換えても差し支えないだろう。
石川県が日本一の食品リスト
・ケーキ
・チョコレート
・アイスクリーム
・和菓子
・寿司
・給食
・ココア
・ソーセージ(数量)
石川県が2位の食品リスト
・コーヒー
・うどん、どば(生麺)
・ぶり
・オレンジ
石川県が3位の食品リスト
・かに
・さつまいも
・れんこん
・たけのこ
・すいか
・惣菜全般
・穀類
・食パン
・もち
・カレールー
感想
毎年更新されるから、年によって順位が入れ替わるのは当然のことだ。レンコンは3位だが、日本一の年もある。とにかく、石川県民がスイーツ好きなのは昔からだ。アイスクリームや和菓子はなぜか不動の一位である。私の妻はいつもチョコレートを食べている。私はほぼ毎晩アイスクリームを食べている。
水産でカニ、ぶりがランクアップされているのは当然か。寿司を日本一食べるのもなるほどだ。特に回転ずしの利用頻度は高い。回転ずしの味の良さも折り紙付きだ。
野菜では、これもなるほどのサツマイモ、レンコンのランクインである。西瓜は石川県の農業の最大生産額品目だ。タケノコは確かに皆好きだし、加賀野菜にも認定されているが、近年生産量の落ち込みが激しいので心配である。オレンジが入っているのは意外だ。
コーヒー、ココアが日本トップクラスというのは意外だった。
総じて、食品全体で金沢市は上位につけている。それだけ食べることにお金をたくさん投じている。食文化が高いことの裏付けであるし、エンゲル係数が高いとも言える。美食都市金沢、食のおいしい石川の面目躍如と言えよう。