小玉西瓜、小玉すいか、こだま西瓜
本日より、金沢のこだま西瓜が始まった。産地はさつまいもで有名な粟崎五郎島地区である。10戸の生産者で部会を組織し、品種「味のひみつ」を皮切りに出荷する。「味のひみつ」は砂丘地栽培に適した品種だ。果肉もいい意味で固くシャリ感がある。ただし、猛暑になると弱い面があるので、品種リレーをさせながら7月いっぱいまで流通させる。
五郎島から金沢へ
今年のトピックは2点だ。1点目は名称。「五郎島こだま西瓜」から「金沢こだま西瓜」に変えた。大玉のすいかが「金沢西瓜」の名称であり、大玉と小玉で歩調を合わせる意味での名称変更とした(前の箱がまだ余っているので、しばらくは「五郎島~」の箱が使われるが)。
新しい化粧箱
トピック2点目は1個入れ用の化粧箱を作ったことだ。黒地に金沢駅の鼓門と西瓜の赤色が目立つデザインである。この箱に3Lサイズのものが1個収まる。ギフトとしても使えるようにした。有料で小売商には提供できる。こだま西瓜にギフトとしての価値がどの程度あるかどうかは未知数だ。だが、トライは大切で、もしかしたら新しいお土産として定着するかもしれない。1個1000円程度だろうから、値段的にもお手頃だ。
地物の果実スタート
毎年これが始まると、地物夏果実のスタートを実感する。数日後には加賀野菜の「打木甘栗赤皮南瓜」、そして石川県の園芸作物で最大の産出額を誇る「大玉西瓜」が始まる。そして高松ぶどう~崎浦なし~高松紋米柿~ルビーロマンなどなど、連綿と地物フルーツが続く。小玉すいかはその尖峰である。地物の果実を大切に販売していきたい。