■週の概況 第33週 8/9(月)~ 8/13(金)
【全体】
お盆休みの前週にあたり、平時なら一年で最も忙しい週だ。しかし、コロナ禍により人の動きは抑えられ、観光客と帰省者は少なく、まん延防止措置で外食産業も規制中とあって、今年のお盆休みは、青果物の消費のいたって鈍い年とならざるを得ない。その点、昨年と同様の傾向と言えるが、業務筋は酒類の禁止で昨年より営業環境が厳しく、青果販売店も野菜の単価低迷で販売実績を上げにくい状況だ。
複数の台風が接近しているが、産地被害にまでは及ばない見込みである。むしろ水不足が深刻な産地にとって恵みの雨となる。ただし台風が北海道からのフェリー便など運輸面に影響を与える可能性があり、連休明け以降、道産の品目の一部で物流の混乱が懸念される。それ以外、お盆前のこの週でひっ迫する品目は特にないと思われる。
【野菜】
葉茎洋菜類では、レタスは長野産主体に、品質も回復し安定した入荷が見込まれる。ブロッコリーは保合推移だが、高温干ばつによる数量減少はまだしばらく続く模様。菜類では、県内産や岐阜高冷地産の品質は安定し、順調な入荷となるだろう。猛暑が続く為、葉茎洋菜類では品質劣化に注意が必要だ。
果菜類では、きゅうりは福島産の露地作がピークを迎える。岐阜産のトマトも天候の影響から小玉傾向ではあるものの、最盛期となり順調な入荷が見込まれる。枝豆は既存の産地に加え山形産の茶豆がスタートする。大葉や茗荷は需要期に加え、猛暑で減少傾向の為、高値推移が続く。
根菜類では、依然として東北以北で高温と干ばつから生育遅れが見られる。北海道産の大根、人参は太物が少なく、ばれいしょ、玉葱では小玉傾向の入荷が予想される。太物や大玉は高値推移だが、小玉サイズについては値ごろ感が見られるだろう。県内産の商材では、れんこんは順調な入荷で下げ基調の見込みだ。個選物が入荷している甘藷は、下旬より共撰がスタートする予定である。
【果実】
国内果実では、ルビーロマンは旧盆に向けて順調な入荷だが、トレーの割合が例年より多くなりそうだ。梨は幸水をメインに各JAからの入荷。昨年よりは多いが、例年と比較して少ない数量だろう。西瓜は、JA珠洲、JA志賀からの入荷となる。メロン類では、石川アールスはピークを迎える。静岡産クラウンメロンは猛暑の影響で下位等級が増え、正品の引き合いは強くなる見込みである。桃は福島産メインの入荷に移行するが、前進出荷と不作により少ない状況が継続する。大粒系ぶどうは山梨産、長野産主体で、シャインマスカットは徐々に増加し、前年より多い入荷が期待できる。
国外果実では、アメリカ産チェリーが終了となる。その他の品目は前週同様に安定した入荷が見込まれる。
