水産部で500人規模が実施
金沢市中央卸売市場の感染が止まらない。7月30日のクラスター認定から本日までに感染が出たのは水産部である。そこで金沢市は、水産部の卸・仲卸・関係業者を対照に一斉にPCR検査を実施した。昨日12日から明日14日までの3日間、希望者に無料で検査する。希望者に、とは言っても、中央市場内の感染拡大を一日も早く止め、卸売市場への市民の不安を取り除くのが主目的だから、ほとんどの水産関係者(500人規模)が受けると思われる。これで数十人が新たに発覚し、一部業者の営業が困難に陥るのも困りものだが、感染状況を正面から受け止めるのは重要なことだ。結果は心配だが、豊洲市場も経験してきた道である。当市場もこの危機を乗り越えなければならない。
唾液を出すのにレモンのイラスト!
さて、重い話ばかりでなく、笑える話も一つ。今回のPCR検査を受けた人から聞いたことだ。検査会場では、一定量の唾液を出さねばならない。試験管に〝2〟と書かれた線まで出すらしいから、2ccだろうか。若い人はすぐ出せるが、年配になるほど出にくく苦労する。なので検査場のテーブルには梅干しの写真が置いてあるそうだ。そして、別のテーブルにはレモン。それも写真でなくイラスト(!)とのことである。うむむ、レモンの絵を見て唾液を出すというのもなかなかハードルが高い。ふと、産婦人科の精子検査室にエロ本が置いてある話を思い出した。レモンの絵を見て唾液を採るのは、さしずめロリータマンガを見て精子を出せというようなものか。とくだらない連想をした次第。