母に見せる中秋の名月
今日9月21日は「中秋の名月」だ。8年ぶりに満月と同日となり、天気も見事に晴天となって、全国各地で美しく、大きく、まん丸の月を楽しむことができた。我が家では母が見たいというので、車いすごと外に出してあげた。家の前の建物の間から覗く大きな月を見て母は「あー、すごいね。こんで気、済んだ。こんでいいわ」と言った。なにか〝もう思い残すことはない、いつでも逝ける〟みたいなニュアンスだったので苦笑してしまった。
中秋の名月の基礎知識
中秋の名月とは、旧暦8月15日の夜に見える月のことだ。旧暦において秋の真ん中にあたる8月15日を中秋とし、平安時代あたりから、その日に見える月を愛でる習慣が根付いた。。現在用いられている新暦は、旧暦から約1か月ずれているため、9月や10月に中秋の名月を迎える。
8年ぶりだが、今年から3年連続となる満月
旧暦では新月を1日とするが、月の満ち欠けは月、地球、太陽の位置関係で決まるため、新月から満月までの日数は年によって変動する。よって旧暦15日といっても満月でなないことが多い。今年は中秋の名月と満月が同日となった。2013年以来で8年ぶりのことだ。そして今年から3年連続で同日になるとのことだ。もし来年、再来年、天気が良ければまたまん丸な月が拝めることになる。