■週の概況 第42週 10/11(月)~ 10/16(土)
【全体】
この時季にしては天気が良すぎて夏のような暑い日が続く。これが如実に生産と消費の両面に影響を与えるだろう。すでに収穫済みの野菜(芋玉など)を除き、生産面では各品目順調な生育をみせ、出荷はおしなべて前進化傾向だ。よって野菜は中長期的に潤沢な出回りとなり、価格は弱含み傾向が続く。ただし、掘り込み時期を迎える地物の甘藷や、夏秋産地から秋冬産地への切り替わる胡瓜・ナスなどは、この週、一時的ながら減りこんで、強相場となる場合がある。
消費面では高温によりサラダ商材の引き合いが根強く、果菜類の回転は比較的良し。逆に大根・人参などの煮炊き商材は動きが鈍いようだ。
果実も前進出荷が顕著である。りんごは長野県産が不作傾向で高値だが、青森県産は早生ふじとトキが潤沢だ。地物の秋星は金沢市と珠洲市から出てくる。極早生みかんは重たい動きながら終盤戦に移り、10月後半からの早生にバトンタッチする。柿も前進出荷であり、この週は次の品種との谷間ができるかもしれない。前年より数量が回復した石川県産の栗は、前進出荷で切り上がりも早く、この週をもって終了する見通しだ。
【野菜】
葉茎洋菜類では、レタス、ブロッコリーは主要産地からの潤沢な入荷が見込まれる。白菜は数量の安定と価格の下落により、売場の拡大が期待できるだろう。菌茸類では、中国産の松茸は作型の切り替わりに遅れが見られ、国産は虫の被害により不作傾向となり数量の確保が難しそうだ。椎茸は出荷量が伸びず不足感が漂うだろう。他の菌茸類は安定した入荷が見込まれる。
果菜類では、前年より数量の多い胡瓜は、ピークを過ぎ徐々に少なくなる。トマトは高値の反動から下げに向かう見込み。ピーマンは高知産に加えて、鹿児島産の入荷がスタートし、販路の拡大が期待できる。
根菜類では、県内産の「金沢そだち」の大根がピークを迎え、その他の産地についても安定した入荷となる見込みだ。人参は前進出荷の影響から、道内で例年より早く切り上がる産地が見られる。馬鈴薯、玉葱は不作の為、平年より高値推移が続く。季節商材では、百合根が業務需要の回復から引き合いが出ている模様だ。
【果実】
国内果実では、みかんが福岡産主体に、佐賀産に加えて愛媛産の極早生品種を入荷する。各産地大玉傾向、前年を上回る数量が期待できる。りんごは、青森産、長野産に加え、県内産より秋星を入荷。13~16玉中心に、数量は前年より多い見込みだ。柿は和歌山産がメインとなり、10月下旬には、県内産(能登地区)が始まる見込みである。メロン類では、静岡産のアールスメロンは品質が回復し、正品率の増加が期待できる。北海道産は端境期も抜け安定した入荷となるだろう。他に、栗、洋梨、ぶどう類の入荷となる。
国外果実では、ぶどう類はアメリカ産が入荷中で、食味、品質共に良好だ。アボガドは入船のトラブルにより中旬から下旬にかけて数量の減少が心配される。マンゴーはタイ産、ブラジル産の入荷。タイ産のナンドクマイ種は生育が順調で、食味も上々の仕上がりだ。
