あるかV字回復

金沢の人出はかなり回復

 最近、金沢はすごい。国内観光客やの話しだ。コロナ第5波が収まり、緊急事態宣言、まん延防止処置が解け、人の移動が自由に戻った。ほんのしばらくは様子見の感じだったが、ここにきてグンと人通りが増えた。経済対策による「県民割り」も大人気で、石川県民が石川県内の観光施設・宿泊、食事処で大きな割引きを受けられる。今やホテルや人気の店は予約が取れない状況だ。

外食産業のV字回復

 コロナ拡大期には、外食産業は9割減の売上減を喫した。これが元に戻るならば10倍、つまり1000%になる。外食産業がV字回復になるならば、その一歩前の我々流通業者も、業務向けは急上昇しなければならない。

市場、後手を踏むべからず

 卸売市場流通の弱みは、急激な社会変化で後手を踏むところである。コロナで業務用野菜が大きく減産。しかし植物栽培は、急な回復は無理である。結果、相場の高騰と欠品を繰り返すことになる。

今から対応を

 第6派が必ず来るから、安穏とはしていられないと警告する声もある。だが、ワクチン接種がかなり進んだから、以前のような危機的状況に陥る可能性は低い。だとすれば、業務用需要のV字回復への対応は、今の内から機敏に仕掛けておかねばならない。