ダブルリモート会議に挑戦!!
本日はZOOMを使った2つのリモート会議に同時参加を試みた。一つは「石川県食品協会と石川県立大学との意見交換会」である。我が社は食品協会の会員企業として参加を申し込んだ。もう一つは「市場流通ビジョンを考える会」である。日本農業新聞の小暮氏の講演をはじめ、近未来の卸売市場のあり方を勉強するよい機会だと思ったので聴講を申し込んだのだ。双方とも、午後1時台からのスタートで、時間的には完全にバッティングしていた。私以外の誰か別の者が片一方に出てくれれば良かったが、あいにく社員はみな立て込んでいて、〝この際、一人でこなしちゃろう!〟という気になったのだ。
ダブルリモート大失敗
デスクトップパソコンとノートパソコンを並べ、双方にヘッドフォンを差す。右の耳側のデスクトップは卸売市場勉強会で、左の耳側のノートは大学との意見交換会だ。その時々で、重要な話をしている側をチョイスして聞こうという魂胆。しかし、これは大失敗に終わった。1+1=2どころか、1+1=0となった。両方、意味が頭に入ってこない。また、大学との意見交換会は参加者が少な目で、司会者から私は何度か発言を求められた。右の耳で勉強会側の講義を聞いていたのに、左の耳のヘッドフォンからは「それでは丸果さん、今のテーマについて発言をお願いします」なんて聞こえてくる。慌てて体制を立て直し、ウォッホンなんて咳払いをしながら時間稼ぎをし、頭の中は〝テーマって何?どう応えるともっともらしい?〟など自問自答しながら間をつないだ。それなりに頭の体操にはなったが、得るものはなかった。二兎を追う者は一兎をも得ずだ。
聖徳太子に非ず
もう2度とリモート会議の掛け持ちはすまい。私は聖徳太子ではなかったのだ。10人の言葉どころか、2人の言葉も同時に聞けない。凡人は凡人相応、一つのことをたんたんとこなすのが物事を進める上では大切と肝に銘じた。