陽性反応が出た当社社員の場合
新型コロナウイルス・オミクロン株が大流行する中、1月下旬には我が社の社員1名にも陽性反応が出た。会社の中でも販売面で重責を担う立場だっただけに影響が心配された。当人はまず自宅療養、途中からホテルで隔離生活となった。症状は大したことはなく、自宅・ホテルでできる仕事はすべてこなした。電話やラインで顧客と商売し、モノの移動は部下に指示した。
営業は現場がすべては過去の話?
隔離は結局12日間に及んだ。先日から復帰。その間の仕事ぶりを確認したところ、普段やっていた仕事量の90%はリモートでこなせたとのことだ。昨年夏に別の社員が感染した時もほぼ同様だった。市場の営業は現場にいなければ仕事にならない、というのは昔の話である。
制度の変更、社風の改善
もちろん、相手と面と向かわなければならない時はある。また、あまりに楽な方に流れるとだんだん人は怠惰になっていく。だが、時間とメンタルに余力が生じ、生産性が上がるメリットの方が大きくなるはずだ。これを機に、コロナであろうがなかろうが、どこでも仕事ができる体制にシフトしたい。会社としてそういう制度を整備すること、部内での人間関係・協力関係を深めること、取引先の理解を得ること、早朝に来てサービス残業をすることが美徳であるという価値観を捨てフレックスなものの考え方ができるよう社風に変えることが必要だ。