
入社3年目でのせり人デビュー
本日、当社から一人、新規せり人がデビューした。野菜第二部の志賀さんだ。キュートな女性営業社員である。先だつ4月1日には男子の神田くんもキュウリでせりデビューを果たした。双方、入社して丁度2年が経ち、3年目突入での船出だ。
金沢市場のルール
昔の卸売市場は、販売=せりだったから、せり人になることが一人前になった証であったし、入社丸3年を経ないと資格を得られなかった。今ではせりより相対販売が圧倒的に多くなったので、せりは入社2年で可能に変更となり、「せり人試験」というペーパーテストも免除になった。つまり、以前より敷居が低くなったわけだ。
前向きな姿
だが、初体験を前に緊張するのは今も昔も同じである。数日前、志賀さんのデビューが決まって、私は「今の心境はワクワク、ドキドキ、ビクビクのうちどれ?」と聞いたところ気丈にも「ワクワクとドキドキ両方です。ビクビクはないです」と応えた。神田くんも3月の時点で、「4月になったら僕やります」と自ら言ってくれた。若者の前向きな姿はまぶしい。
仲卸がやさしい!
志賀さんが本番を迎えた。最初はさすがに緊張していたようだ。挙動に落ち着きはなく、何度も「あ、すいません、すいません」とお客に謝りながら進行していた。だが次第に慣れてきた。手がわからなかった時はちゃんと聞き返している。そして彼女の今までの真面目な仕事ぶりの賜物で、お客さん(仲卸業者)の手の出し方のやさしいことといったら。ゆっくり、わかりやすい指で値段を示してくれている。みな彼女を暖かく見守ってくれているのである。
当市場に名物になれ
せりは何と言っても市場の華だ。その舞台をうら若い女性が飾ってくれるのはとてもイメージが良い。彼女にはもっと上手く、そしてもっとせりを好きになってもらって、名物的存在に育ってもらいたい。あんまりいい話題がなかった最近の市場に暖かい風が吹いた。がんばれ。
