つば甚で芸妓さんと金沢の食文化体験

一級品のお料理と芸妓(あか利)さんの舞

昨日は珍しくハードな一日でした。

金澤市場人錬成塾の東京研修で起床4時、金沢着が17時30分、そして解散後に老舗料亭の「つば甚」さんに直行しました。

この日は毎年つば甚さんが開催している「金沢芸妓さんと伝統芸能でお遊び」の会食会が開かれます。18時30分開会でした。

私はずっと、その会の存在すら知りませんでしたが、今年は私が理事を努める「石川四季の会」の合同企画となったため、それでは行かんわけにはいかんだろうと思い立ったわけです。

本当は今日と明日と二回開かれるのですが、今日が東の芸妓、明日が西の芸妓さんなので、私としては長唄でお馴染みの東の芸妓さんの日を選んだ次第です。

会費は1万7000円で、一般庶民としては「うえ~」という思いが正直ありました。
しかし、この日同席していただいた鈴野夫妻によると、このお料理、この趣向でこの価格はとてもとてもリーズナブルだそうです。
ちょろいお財布感覚で恥ずかしい限りです。
金澤の食文化を堪能するのにそれなりのお代がかかるのは当然のことです!

つば甚の川村浩司料理長はまだお若いですが、金沢を代表する料理人です。
研究熱心で、加賀野菜にも造詣が深い。
こうした会に出てくる食通達を満足させられる数少ない料理人のお一人ですが、それでも毎年この時期は気が重いそうです。
この日は100人のお客さん、明日も同じくらいです。
大変なプレッシャーと闘っておられるのですね。

私は東の芸妓さんは大体知っていますが、向こうで私のことを知っている人は一人二人ぐらいだろうと思ってました。
でも、一番に唐子さん、次に真砂美さん、かつ代さんが気がついて声をかけてくれました。
芸妓さんには鈴野ご夫妻と記念撮影してもらい、周囲にちょっと「通ぶり」を見せつけることができてうれしかったです。
見栄っ張りです(汗)。

唐子さん
かつ代さん

あか利ちゃんには私から声をかけて同様に記念撮影しましたが「誰やこのおっさん?」と心の中で思っていたかもしれません。

誰もが体験できるというには少し敷居が高いかもしれませんが、楽しく奥ゆかしい2時間でした。
これも金沢です。