中央市場の在り方研究会が開かれた

金沢市中央卸売市場は現在地での建て替えが決まっている。
昭和41年にできて以来53年が経過した。
老朽化が激しい、というようりも今の機能では他市場と闘えない。
53年前の車と最新鋭の車とがレースしたらどうなるか考えればわかりやすい。

今日開かれたのは青果部門で、我が社と仲卸の理事、開設者、コンサル業者で、座長を東京聖栄大学の藤島廣二先生が務められた。

卸売会社の思わくと仲卸の思わくは違う。
さらに、開設者としても市場運営に一定の方針を持っている。
話し合いは紛糾することも十分考えられた。

しかし、予想に反して未来の市場へのコンセプトはかなりの合意を得た。

・新市場は一部閉鎖ではなく完全閉鎖型とする。
・卸売場、保管庫、配送施設、加工施設は隣接し、固定的な壁を設けない。
(スケルトン方式や間仕切り方式を
・保管庫、配送施設、加工施設は可能な限り共有スペースとする。
・賑わいゾーンは、卸売機能を優先して規模を決めてからの後の検討事項とする。

まだまだ課題は山積みであるが、早い段階での合意を形成したい。
再整備は時間がかかればかかるだけ市場間競争に不利となる。