本日10月22日、宮中三殿で「即位礼正殿の儀」が執り行われました。
天皇陛下は即位を内外に宣明されました。
そのお言葉は次のようなものでした。
上皇陛下が30年以上にわたるご在位の間、常に国民の幸せと世界の平和を願い、いかなる時も国民と苦楽を共にされながらその御心をご自身のお姿でお示しになってきたことに改めて深く思いを致し、ここに国民の幸せと世界の平和を常に願い国民に寄り添いながら憲法にのっとり日本国および日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います。
国民の叡智とたゆみない努力によって我が国が一層の発展を遂げ国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします。
国民に寄り添うということが陛下の日本国民に対する不断のメッセージであろうと思います。
即位の礼をめぐっては政教分離や国民主権に反するのではとの批判もあるようですが、長きにわたる日本の歴史と伝統の儀礼であり、国民がその重みの一端に触れられる貴重な機会でありました。
天皇陛下は日本の祭祀王です。
日本国民の安寧・幸福を祈ってくださることに感謝し、改めて即位をお祝いしたい思いです。