長男とめしを食う

明日は朝5時から豊洲市場視察研修なので、前日乗りの出張で東京に来ました。

せっかくだから、大学一年の長男の下宿先をみて、そのあと一緒にめしでも食おうという算段です。

息子の下宿は大学の寮で、宮崎台という渋谷から東急線で30分くらいのところにあります。
2食ついて風呂・洗濯自由で7万円台だから、私の学生時代(もう40年近く前!)よりも安上がりです。

その代わり3畳一間でなんもない。
テレビもついてない!
息子は我が道を行くちょっと独特のタイプなので、それでも別に不自由ではなさそうでした。

部屋は父親が来るというのに、まったく気にせずに散らかり放題でした。
3畳だからあっという間に片づけられそうでしたが。

その後、渋谷に出て食べるところを探しました。
目の前のデパートのレストラン街を見ると・・・「串の坊」に目が止まりました。

ああ、、、これはまた。
40年近く前、私が浪人生だったか、大学一年だったか。
シチュエーションは忘れましたが東京で父と二人で食事をすることになって入った店が「串の坊」でした。

一本ずつ揚げたての串焼きが出てくるもので、同じものは二度と出てきません。
腹いっぱいになってストップ!というまで出続けるシステムで、バリエーションを楽しむには最高。でも高級串揚げ店なので、料金はそれなりにかかります。

父との想い出に浸っているとは思われたくないので、息子にも何も説明せずにここに決めました。
息子は「こんなとこ、無茶苦茶たけーんじゃない?」と貧乏性丸出しで心配しましたが、「いいじゃん。父さんせっかく東京に来たんだから」と言って入りました。

うまかったですね。満足。
ビール2杯とハイボール1杯でたらふく食べて二人で大枚2枚ですからそんなもんです。

親子関係にもよりますが、父親と息子なんてそうそう二人だけで飯を食うことなんて少ないわけで、ましてテーブルに向かい合って食べるなんて、それだけでどっかぎごちない雰囲気になりそう。

その点、カウンター席のこういうところはいいです。
次男がもしかして東京に出ることになったら、初めてみたいな顔してまたこの店にしようかなと思いました。