北海道産ジャガイモがピンチだ

北海道産じゃがいもで今起こっている問題です。

芽が出てきている。

じゃがいもは発芽すると商品価値が大下落します。
まずその部分には毒性があるので、取り除かなきゃ食べられないのですが、わざわざそうしてまで買い求めようとする人はまれです。

だから、多くは加工用に流れます。

普通はこんな時期には芽はでません。
なのに今年はワッと出てきています。
今年の異常気象の影響だと言われています。

一説では、高温だったために収穫されたジャガイモが休眠する暇がなく、早くも芽が出てしまったと言われています。

また、寒暖の差が激しくても芽が出やすくなるそうです。
ここまで温かい秋冬ですが、確かに朝晩の寒暖差が出てきていましたから。

北海道では保冷の倉庫を持っている産地と持っていない産地があり、保冷倉庫に寝かせておけば発芽を抑えられるのですが、そうでないとどうしても芽がでやすくなります。
だから、少なくとも、倉庫を持たない産地が出回っているうちは、この発芽問題は後を引きそうな動向です。

今年は北海道産は、年明けの相場低迷を避けるべく、年内出荷のウエートを高める政策をとっていたのに、とんどトラブルが起こったものです。