「百年先、千年先に伝えたい オンリーワンの芋」
これは「加賀丸いも」のキャッチフレーズです。 大変いい言葉で、私は大好きです。
千年先を目標にするって凄すぎますね。
でも千年続いているものは世の中にたくさんあるわけで、決して「大ぼら吹くな」とは思いません。
むしろこの言葉からは、生産者の丸いもに対する自信と愛が伝わってきます。
オンリーワンもそのとおり。 裏返せば「加賀丸いも」がこれまで歩んできた道は「孤高」のイメージがあります。
まぎれもない加賀の特産野菜なのに商標の問題で「加賀野菜」と名乗るわけにはいかず、それならばと敷居の高いGI認証(地域的表示保護制度)を独自で取得しブランド価値を高めました。
本日、プレミアムという特秀品の初せりが行われました。
結果は2個入り2万円。 昨年と同値であり、行先もまた昨年と同じ辰口温泉旅館「まつさき」さんでした。
なぜ「まつさき」さんが手を上げてくれたかというと、一重に、地元の特産品を地元が支えてあげたいという、これまたピュアな愛に他ならないと思います。
個人的には、2万円という価格も程良いご祝儀価格で好感が持てます。
昨今、他の品目で「ン~十万!」とかいう景気のいい値がポンポン出てますが、それだけの価値があるかは皆が疑問に思うところです。 ものの価値は、価格の大小ではないです。
加賀丸いもの食味・品質の素晴らしさは昔から折り紙つきです。 石川県の誇るべき特産品として、千年先にも受け継いでいってもらいたいと願います。