元日や2日から店が開くようになって、卸売市場は昔ほど年末に大騒ぎしなくなりました。
小売業者からすれば“慌てなくてもいつでもあるだろ”と楽観している風もあります。
今年は特にモノがあふれている感じがします。
白菜や大根といった煮炊き商材の低迷が痛いです。
なぜこんなに大根が売れてないのか。
それは暖かいからです。
暖かいから煮物を食べる気が起きません。
でも暖かいから太いのがたくさん採れています。
金沢はともかく、郡部では今、大根なんか買うやつはいない!
という声まで聞こえてきます。
ただでもらえるもん、というわけです。
前にも書きましたが、暑い季節は暑く、寒い季節は寒くなってくれないと野菜は売れません。
そして、暖冬のまま29日の止め市(市場での年内の最終販売日)が終わり、寒波がやってくるのは大みそかから正月にかけてとの天気予報です。
最悪の天気回りです。
この寒波がもう10日、いや一週間でも早く来てくれていれば、年末商戦がぐんと盛り上がって動きが良くなっていたのに!
…でもこの「れば・たら」は、毎年言っています。
温暖化の影響でしょうか。
今や基本は暖冬。冷え込む時期は昔より後ずれするのが普通と思った方がいいのです。
だから、お正月そのものを1週間ほど後らせればちょうどいいのですが、、、
それはさすがに無理でしょうかね。