穴水高校生が作ったのとてまり10万円

石川県が誇る高級しいたけ「のと115(いちいちご)」とその特秀品ブランド「のとてまり」は、教育の一環として奥能登の穴水高校と穴水中学の生徒さんたちが栽培しています。
その成果発表で、穴水高校2年生が育てたものを競りにかけるイベントが本日1月25日に開催されました。

競りに先だち、生徒会長の中島いまりさんと生徒会書記の今牛大希君が挨拶しました。指導してくれた方々への感謝、生産者への敬意、地域振興のため自分たちも力を尽くしたいという熱意…様々な思いを込めた感動的なスピーチでした。

注目のせり結果は8個入りで10万円!
仲卸の丸新青果がせり落とし、石川県で6店舗のレストランを経営する「モミジグループ」が買い受けました。モミジグループの奥野社長(写真真ん中)は、「自分も能登出身なので能登が元気になればと思いチャレンジしました」とのお言葉でした。

実は昨年の同イベントは11万円でした。
「先輩に1万円負けた!」
今日来ていた穴水高校2年の高野君は悔しがりました。
でも、今年は暖冬かつ水不足で、椎茸栽培には極めて難しい環境だったのです。
それなのにこの品質に仕上げたのは立派でした。
胸を張って帰ってください。

穴水高校ご一行は、この後、市場流通にについて講義を受け、さらに近江町市場に出向いてキッシュの販売実習も体験し、帰途につきました。
これからもぜひ椎茸栽培を通じて農業の大切さ・モノづくりの喜びを感じ、大きく成長していただきたいと願っています。