新型コロナウイルスは脅威なのか
中国の武漢を発生源とする新型コロナウイルスに対し、WHOは1月30日、緊急事態宣言を発令しました。
また日本政府は2月1日、湖北省発行の中国旅券を持つ外国人の入国拒否を決定しました。
アメリカや豪州はもっと厳しく、中国本土からの入国をすべて禁止するという徹底した警戒体制を敷いています。
死者が400人、感染者が2万人を超えているので脅威には間違いありません。
しかし中国以外の国で死亡者はほとんど出ていません。
日本人で感染してしまった人も、全快したか少なくとも快方に向かっています。
インフルエンザで死亡する人は全世界で毎年数十万人、日本でも約1万人いるのに比べれば(あくまで現時点では)この武漢発のウイルスはそう深刻は事態とは言えません。
なぜここまで世界的な大騒ぎになるのか。
人々が感じる脅威の本質は、このウイルスの正体や感染状況の真相がわからないことに対する猜疑心にあるような気がします。
発表されている感染者数と死者数は本当なのか、0が2つほど足りないのではないか、
極秘で研究開発されていた生物兵器が工場から漏洩したのではないか、
といった憶測まで出回っています。
相手が中国であるがゆえに、ことの真相よりも騒ぎが誇大化しているのではないか、という自省は常に持っているべきと思います。
本当はインフルエンザの方が猛威を奮っているのに、日本人の多くはいつの間にか日常的な感覚に折り込んでしまい、特別な対策をしていません。ところが(少なくともまだ)遠い世界のウイルスを恐れ、薬局という薬局からマスクが姿を消してしまう現象を見ると、人は同じ愚を繰り返すのだと思わざるを得ません。
昨年大問題になった豚コレラはまだまだ課題が多く残っています。鳥インフルエンザしかり。
今回の感染騒ぎがこれから終息に向かうとしても、世の中は新型ウイルスと常に向き合わなければならない時代に入ったのだという認識が必要です。
