SDGs勉強会2回目

SDGs勉強会2回目

1回目(1月31日)に続き、SDGs(エスディージーズ=持続可能な開発目標)の勉強会2回目が開催されました。

・SDGsに取り組むと将来に渡って企業価値が向上する。
・SDGsは企業にとって経営戦略の一つである。
・SDGsは企業の姿勢をはかるアイコンである。
・世界はつながっている。そして私も起点。
・世界が目指す目標を「見える化」し共有することによって行動が変わる。
・実際に行動するかしないかで世界は変わる。
・今の時代は「VUCA」時代(なにが起こるかわからない時代。Volatility…変動が大きい Uncertainty…不確実性 Complexity…複雑 Ambiguity…あいまい)
・バックキャスト…未来のある時点に目標を設定してそこから現在すべきことを考える方法。⇔フォアキャスト…現状で実現可能なことを積み上げて未来の目標に近づける。
・誰一人取り残さない=トレードオフの解消
・アウトサイドイン…自社の事業を通して社会課題の解決の貢献する
①SDGsブラッシュアップ…自社事業とSDGsゴールを繋げ課題に取り組む
②SDGsイノベーション…新規事業を創造する

・中央市場のSDGsで取り組むべきと想定されること
●環境負荷
6.安全な水とトイレを世界中に
すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する
11.住み続けられるまちづくりを
都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする
13.気候変動に具体的な対策を
気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
15.陸の豊かさも守ろう
陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

●食の安全・安心、トレーサビリティ
2.飢餓をゼロに
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
8.働きがいも経済成長も
すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する
12.つくる責任 つかう責任
持続可能な消費と生産のパターンを確保する
14.海の豊かさを守ろう
海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
16.平和と公正をすべての人に
持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する

●雇用・働き方
3.すべての人に健康と福祉を
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
5.ジェンダー平等を実現しよう
ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る

●企業が考えるべきこと
①今の「持続不能」と「トレードオフ」をなくす
②社会問題と自社の事業を繋げて経営戦略を考える
③会社全体で取り組む。

●気をつけるべきこと
SDGsウオッシュにならないこと。
・宣言しただけ
・自社PRに使用するだけ
・今の業務ととりあえず結びつけただけ

私から最後に質問をしました。
質問:
ISOは認証制度であり、それを取得しなければ工事の受注が取れないといった実利がありました。しかし今回のSDGsは認証制度ではありません。ロハス、CSRのように、そのうち死語になって単なる流行りに終わりませんか。

答え:
2030年まで世界的に取り組む運動であり、日本も国連に対し報告義務を負います。流行り廃りで終わるものではありません。

わかりました。
これを意識した新規事業が発送できるかどうかが肝だと思いました。