年度替わりで4月から会社の人事が若干変わります。
異動や昇格する者が出ます。
4月1日になって一気に発表する企業もあるかもしれませんが、我が社ではまず3月中に「内示」をします。
「内示」とは当事者および所属部長にだけ口頭で先に知らせることです。
その後(普通は翌日)に社内で発表し、4月になるまでの期間で引き継ぎ作業をします。
昨日、該当者一人ずつを呼んで「内示」をしました。
昇格者への内示はハッピーでいいのですが、異動はなかなか微妙です。
ただの社内の部署異動とはいえ、本人にとっては住み慣れた地から見知らぬ地に移り住めと言われたようなものです。
「希望」より先に「不安」が来るのは当然でしょう。
また(ただのイメージの問題ですが)社内には華やかに見える部署と地味に見える部署があって、地味な部への異動となると「今の部署にお前は要らない」と言われたような気になるそうです。
モチベーションが低下してしまっては異動してもらう意味がありません。
なので、異動する者への通達にはかなり言葉に気を使いました。
特に今回は人員が極めてキツキツな中、会社をなんとか回していくための余裕のない人事異動であり、動く人たちの今後の働きぶりはとても重要です。
もっと人材に余裕があれば、それこそ社員の将来を見据え、広く部署間を横断する異動をさせてあげられるのに。
やはり、会社運営の肝心要は陣容の充実なり、です。
排除の理論は絶対にダメです。