初詣にもコロナの蔭

謹賀新年。

昨年、世の中は新型コロナウイルスのために歴史的かつ危機的な一年となった。
会社も非常に厳しい業績だった。
わたくし的にもかなり辛い思いの多い年となった。
家族にも災難があった。

新しい年は、こうした逆境がすべてプラスに転換し、後に“この時の試練が成長の糧となった”と振り返ることができるような年にしたい。

さて、心配されていた大晦日から元日にかけて寒波・降雪が心配されたが、金沢に限って言えば大したことはなかった。
したがって、例年のごとく元日は家族で初詣に行った。

例年、神社は4つ回る。
1)石浦神社…現在の住まいの氏神様
2)市媛神社…父の生誕地の氏神様
3)安江八幡宮…
4)護国神社…戦争で亡くなった父の兄、母の父を慰霊している神社

そこで気が付いたことがある。
「鈴尾」がない。
さい銭箱の前でジャランジャランと鳴らすあれだ。

見ると天井近くで結わえ、下に垂らさないようにしていた。
理由は明白だ。
不特多数が触ると感染の怖れがある。
神社なりの新型コロナウイルス対策だ。

さい銭箱も臨時で間口のだだ長いものをにわかごしらえし、密にならないようにした神社もあった。
同様に手水のひしゃくも設置されていなかった。
新しい年の一発目の行事で、気分もすっきりリセットしたかったが、現実を目の当たりにした気分である。

コロナ禍は初詣のあり方まで変えた。
この世のさまざまなしきたりはまだまだ変化せざるを得ないようだ。
これも後に“この時の悪戦苦闘が新しい世界の萌芽となった”と振り返ることができるようななればと願う。

今年の大晦日はミイヒ復帰とカーフキック

大寒波で大雪警報が出たが金沢はそれほどの積雪でない。
心配をよそに意外と大丈夫だったということは昔からよくある。
金沢は災害から縁遠い有難い街だ。少なくともこれまでは。

昨日のうちに締め飾りを飾り、風呂掃除をし、神棚掃除も済ませた。
なので大晦日はほとんどすることがなかった。
せいぜいがフランス料理店「マキノンチ」の40000円のお節料理を引き取りに行ったこととスーパーに年越しそば用の海老天を買いに行ったことぐらいで、あとはダラダラできた。

実は夜は夜で家族の一人が酒に酔って勝手に怒り出し、手がつけられなくなるアクシデントがそれなりに大変だったのだが、まぁまぁ一晩経って何事もなかったように終息したのでここでは触れない。

大晦日のささやかな楽しみは紅白と格闘技である。
紅白を流し見しながら裏番の格闘技を録画しておき年が明けた深夜に見る。

今年の紅白のMy Attentionは嵐のラストステージ・・・ではなくNiziU(ニジュー)のファーストステージだった。
デビュー前から長期休養していたミイヒが出るかどうか。
先日Mステで復帰し、昨日のレコード大賞にも出ていたので多分大丈夫だろうと思っていたが果たして登場してくれた。
嵐はこれをもって活動休止、ミイヒは活動再開である。

まだ10代の若いガールズグループでありながら9人のメンバーは歌と踊りのレベルが極めて高いし、ビジュアルも良い。
しかしかつての欅坂46の平手友梨奈のような絶対的センターはいない(あえて作っていないのかもしれない)。
センターをもし作るとすれば一番「すわりがいい」と私が感じていたのがミイヒであった。

ミイヒの足は今もマッチ棒のように細く、間近でみればおそらく骨と皮状態だろう。
休養の理由は拒食症か何かか。
まだまだ本調子ではない感じだが、とにかく復帰は喜ばしいことだ。
(還暦近くのおっさんが何ともミーハーなことを書いている。)

次は格闘技。
近年のビッグイベントは「RIZIN(ライジン)」である。
メインは朝倉 海 vs 堀口恭司。
1年半越しの再戦であり、前回と立場は逆転、チャンピオン朝倉海に、怪我による長期欠場明けの堀口の対戦である。

この一年の朝倉海の成長ぶりは目覚ましく、下馬評では1年半前とは真逆で朝倉有利の声が大きかった。
しかし結果は・・・カーフキック!

一夜にして「カーフキック」は格闘技ファン最大の注目ワードとなった。
別に新しい必殺技ではなく、古くからあった技術だ。
ただふくらはぎを蹴るだけの見た目も地味な技。
しかし今後数年、カーフキックが格闘技界のトレンドになることは間違いない。
昔、UWFによってメジャーとなった「アキレス腱固め」を思い出した。

紅白とRIZIN。
一年の最後の日を歌謡ショーと格闘技でまったり過ごす日本人の嗜好性とはどういうものなのか。
考えてみれば不思議だが、私は毎年素直にこれにハマってしまうのだ。

今年の鏡餅

正月に年神様をお迎えする大切なお供え物「鏡餅」。
毎年、年末に会社の鏡餅をしつらえるのは私の役目である。
昨年のこのブログに写真とともにアップしている。

今年の鏡餅(この言い方は正しいか?来年の、というべきか?)はこんなである。

鏡餅は全国的には白の2段重ねが主流だが、金沢では紅白を使う習慣だ。
由来は、藩政時代にあるらしい。
加賀藩年中行事図絵や儀式風俗図絵などで紅白の鏡餅が描かれている。

紅白2色を使うようになった理由ははっきりしないが、諸説ある。
公家文化に反対する武家の形式を受け継いだという説。
紅白がめでたさを表しているから採用したという説。
前田家の家紋が梅で紅白梅に通じているという説。
前田利家が派手好きだったからという説。
前田家が祖とした菅原道真の紅梅・白梅にちなんでいるという説。
倶利伽羅峠の源平合戦の平氏の赤旗・源氏の白旗を表しているという説。

また、前田家(殿様)では上が白で下が赤だったとされ、庶民とは上下逆の色使いになっている。
この理由についても諸説ある。
殿様と庶民との身分関係をはっきりさせるためとする説。
明治時代になったのを機に、時代が変わったと意識づけるために逆転させた説。

私などは、単純に、美しいという理由で、金沢の鏡餅は素晴らしいと思っている。
なぜ他の地がこれをマネしないのか不思議なくらいだ。

こうした意味ももしかしたら戦前はきちんと継承されていたかもしれない。
失われつつある伝統をこれからの社会はちゃんと受け継いでいけるだろうか。

私家版10大ニュース(プライベート編)

個人的な2020年(令和2年)10大ニュースのプライベート編である。

本当はプライベートで10個も思いつかなかった。
所詮自分の生活なんて平坦なものだ(自虐笑)。

また、繰り返すが赤の他人の10大ニュースほどどうでもいいことはない。
あくまで自分の記録として、自分のために書く。

第10位 父91歳、母82歳となる。
もうこの年になると、一年一年の積み重ねがニュースである。
本当は自分が58歳になったことの方が驚きであるが。

第9位 伯母の施設に入居に付き添う。
父の生存するただ一人の姉が一人暮らしは危なすぎると施設に入居。本人は嫌がって最後まで抵抗されていた。息子(私の従妹)は、東京在住でコロナ禍により金沢に来れず、私と家内が入居手続きに付きそう。その日にまた住まいに戻れると思っていた伯母が、もうこれで施設から出られないと聞かされ、なんとも悲しそうな顔をしていたのが忘れられない。

第8位 料理を学ぶ
むりやりの8位で、いつの何が10大ニュースに入ったいう類ではない。料理について何も知らないというのは、この業界で働いている人間としてはどうなのか、ということにこの年になって気づき、妻に手ほどきをうける。妻との関係性も良くなり、いいことばかりである。もっと早くに始めておけば良かった。

第7位 次男は姉からリモートでの家庭教師
コロナ禍で進んだオンライン会議、リモート会議。姉は、全く自学しない私の次男を心配してくれ、遠く小田原よりスカイプを使ったリモート家庭教師をやってくれる。おかげで次男は数学だけはクラスでトップに成績を(1回だけ)修めることができた。

第6位 長男がコロナ禍で長期帰省
合宿免許を取る目的もあって8月に帰省した長男が、コロナ禍により結局年内金沢に居続ける。大学の授業はすべてがオンライン。こんな教育がいつまで続くのか?

第5位 長唄・端唄充実の一年
長唄では囃子・笛と共演した勧進帳が分不相応なすごい経験であった。端唄は楽器がかなり上達し、いちおう手習いをしているというレベルにはなっており、人生の楽しみの一つに加わった。

第4位 ブログが一年継続
毎日更新を目標に始めた当ブログが、9月をもって一年間継続達成した。毎日更新とは表面上だけで、本当は数日間まとめて書くのを繰り返すやり方だが、400投稿を超えた今ではそれなりに達成感がある。また、アウトプットによる自己の見識の向上も感じられている。

第3位 父が遺言状を整備
父が北國銀行の仲介を得て、遺言状を法に則ってきちんと整えた。一応、来るべき時が来ても途方に暮れずに済むのでよかった。

第2位 日産リーフを購入
長い目で見ると単なる買い物に過ぎないが、自分にとっては人生初めての新車で、人生初めて「欲しい車を買った」。9ヶ月経った今でも、リーフに乗るのはとてもいい気分である。

第1位 妻の試練
9月に事が発覚し11月に大きな試練に見舞われたが、なんとか克服。元気に歌を歌う生活に戻ることができた。周りの人々のおかげ。お知らせを持ってきてくれた末松さん、アドバイスくれた中村君、長期に渡って助けてくれた姉など、多くの人に支えていただいた。

※わたし的には、メンタル面でなかなかきつい一年であった。
これからもそれは続くかもしれない。
が、この年になって人間的に成長しているという実感もある。
乗り越えて、実りある新しい年としたい。

私家版10大ニュース(仕事編)

個人的な2020年(令和2年)10大ニュースの仕事編である。

赤の他人の10大ニュースほどどうでもいいことはない。
が、これは自分の記録が目的のブログなので、自分のために書く。

第10位 丸果野球部が復活、金沢日曜野球連盟のレッドリーグ戦に参加

3勝3敗1引分というまずまずの成績を残した。

第9位 金澤市場人錬成塾が3期をもって区切り

水産の若手と知り合えたことは良かった。この事業を揶揄する人がいるらしいが、真摯に取り組んだと自負している。

第8位 西出氏によるワンオンワンミーティングがスタート
金沢大学客員研究員として当社に関わって下さった西出靖さんとの契約を更新し、社員間のコミュニケーション向上を目的とする「1 on 1 ミーティング」を始めた。継続中であるが、社員の本音がいろいろと伝わってきている。

第7位 11月の野菜、過去5年間で最低の単価
それまで堅調に推移してきた野菜だったが、11月に入っての好天続き・台風等自然災害なしの環境で潤沢すぎる出回りとなり、単価は軒並み大きく下落。特に大根や白菜などの重量野菜が低迷した。12月も尾を引き、11月と12月でそれまでに蓄えてきた利益をすべて吐き出した感があるほどの厳しい販売状況となった。

第6位 若手の離職と教育
若手社員の退職が相次ぐという会社にとって大きな問題に直面した。コミュニケーション不足を埋めるのこともさることながら、仕事の意味をもっと知ってもらおうと、外部の力に頼らない社内研修を実施。山本部長が全面的に講師役を請け負って地道な教育活動をつづけた。若手社員の反応は好評だった。

第5位 ファーム菜四季穴水農場で、アスパラ事業始まる
いしかわ農業参入支援ファンド事業の採択を受け、穴水にアスパラガス栽培のためのハウスを8棟建設。収穫は再来年からとなる長丁場だが、大きな一歩を踏み出した。

第4位 改正卸売市場法が施行
2年間の経過措置を経て、改正卸売市場法が6月に施行された。卸売市場にとっては、第三者販売・商物分離の自由化、自己買い受けの禁止が解けるなどやりようによってはかなり大きな改革となる一方、民間でも新規に市場開設ができるなど、より競争が激しくなる可能性もはらんでいる。

第3位 コロナ禍で、巣ごもり需要と業務需要に明暗
新型コロナウイルス感染により全世界の生活・経済が一変。非常事態宣言が出され、外食産業は壊滅的打撃を負う。これにより青果卸売業界では業務需要が大きな痛手を被る。具体的には妻物類の販売が極度の不振となった。一方で、外に出歩かない人々は普通に食品スーパーで買い求める傾向が強まり、いわゆる「巣ごもり需要」が起こり、一般野菜の販売は好調となった。

第2位 厳しい決算で創業初の経営赤字
一年を通じての野菜価格の低迷により収益が伴わず、2020年3月期の決算で創業初の営業赤字を計上。非常に不本意な結果となった。

第1位 6月の株主総会後に新体制、会長・社長・専務に就任。
松本社長が代表取締役会長に、大西専務が代表取締役社長に、私が専務取締役に就任した。

青果物の週間情報 【2020-W53】

■週の概況 第53週 12/27(日)~ 12/29(火)

【全体】
 状況変化がめまぐるしいため、年内最終三日分のみの入荷見通しを記す。
 12月中旬まで低調だった野菜は、年末にかけ相場上昇をみせている。特につい先日まで不振を極めていたダイコン・ホウレン草・ブロッコリーなどは太平洋側の干ばつと冷え込みの影響で生育が進まず、年末年始に充当するには品不足の様相さえ呈してきた。27日は東京市場が休市のため、関東仕向が中心の農協は出荷を休むところもあり、一層荷物が薄くなる。ただ、最低限必要な量は確保できると思われ、価格も極端な暴騰はないだろう。今まで安かった野菜群が平年並みの年末相場に戻すといったイメージか。
 果実はおおむね年内出荷にけりをつけた品目が多く、最終日まで入荷が続くのはイチゴとミカンであり、双方潤沢な出回りとなる。

【野菜】
 白菜は潤沢だが価格は底上げの見込み。キャベツは愛知産少ないながら価格は保合。ネギは需要強く、前週に高騰したまま強保合の予想。ほうれん草は干ばつで数量減少し、かなり値を上げそうな雲行き。金時草も同様に上げるだろう。ブロッコリーも玉伸びに難があり、数量不足で強相場。椎茸は産地が温度管理に苦労し、思いのほか発生が伸びず強含みとなる。特に原木椎茸は能登の大雪により年内入荷が絶望的な状況であり誤算となった。正月需要が強い三つ葉は、強含みながら必要量は確保できそう。一方、せりは産地出荷数量が伸びず、品薄感が出てきており要注意だ。
 果菜類は品目によりけり。キュウリ、ピーマンは上げ模様ながらナスは軟調の見通しである。トマトも潤沢で価格は横ばい予想。大葉・ミョウガなど妻物類は業務需要の減少で例年より静かな展開だが、年末でそれなりに強含む。正月需要があるわさびは、太物が潤沢だが、中細サイズは少なく需要に足りていない状況だ。
 根菜類では長期に渡って低迷していたダイコンが関東産の生育不調により太物少なく、不足感が出て上げ市況。人参もこれに似た状況にあり、堅調である。大暴落していたカブも最後にきて大きく値を戻し、年末さらに強含みの予想。蓮根、サツマイモは小さいサイズは潤沢で廉価ながら、太物が足りず高値となる。馬鈴薯・玉葱・長芋など北海道産は年内入荷をほぼ終了したが、年末年始の必要量は十分に確保されている。

【果実】
 国内果実では、りんごの年内入荷がほぼ終了し残量販売だが、28、32玉クラスが品薄でひっ迫。36、40玉は潤沢で余剰がある。デコポンや紅マドンナといった贈答用品目も年内の入荷が終了したが、今季は不作で数量不足となっている。その他、冷蔵柿も最終3日間は入荷がない。ころ柿の共選物と福岡産キウイは28日の販売で年内終了となる。みかんは長崎・福岡とも早生・普通の両方を連日入荷しており数量は潤沢だ。メロンも止め市まで連日入荷し、大玉傾向である。イチゴは30日の休日対応も含め連日入荷し、数量も例年より潤沢となっている。
 輸入果実はすべて順調な入荷を見込む。価格はアボカド、葡萄類がやや軟調でその他はおおむね保合を予想。柑橘類のメロゴールドは酸味少なくさわやかな甘さが好評で、今が旬でおすすめである。

オンライン同窓会

Zoomを使ったオンライン同窓会(高校)に参加した。

今年最も普及したのがリモート会議だ。
コロナ禍で在宅ワークを余儀なくされ、会議・出張が軒並み中止となって、オンラインでの集会が一気に広まった。

仕事でリモート会議は何度か経験したが、プライベート使うのは今日が初めてだった。
ちなみに次男は私の姉(小田原から次男の家庭教師をしてくれている)からほぼ毎日オンラインで数学を教わっており、私よりはるかに進んでいる。

同窓会は遊びの場であるから、実際に人と人が触れ合わないオンラインは味気ないのではないかと思っていたが、やってみるとこれはこれでありだった。

①話が拡散せず、自然としゃべり手一人に注意が集まる。
②各自好きなものを用意して勝手に飲み食いするのは気楽で安上がり。
③間を持たせる(話題を探す)労力が不要で、黙って聞いているだけでも気まずくない。

デメリットとしては
①しゃべりたがりがいるとそいつばかりうるさい。
②通信環境が人それぞれで接続トラブルがおこりがち。
③飲み食いは気楽ではあるがそれ以上の喜びはない。

参加者は10名だった。
オンライン集会は、みんなでわいわい型はこのくらいが適当かもしれない。

私は金沢における高校同級生幹事のような役についていて、この機会を利用し来年開催予定の卒業40周年記念同窓会の日取りや場所を皆と相談した。

メールやラインではまとまりがつかないことがある。
同窓会の日取りや場所は正解があるわけでなし、またコロナ禍で開催できるかどうかも疑わしい現状では、メールやラインではなかなか前に進まない。
実際に会って(比喩)、話すと手っ取り早い。
やはり人間のコミュニケーションの基本の基本は会話である。

40周年同窓会のあらましは、ものの10分で決着がついた。
1)来年10月第2週の土日、一泊で開催する。
2)場所は招待する先生の健康も考え、金沢とする。
3)よって候補は近場の旅館。60名前後の宴会、宿泊が可能なところで、すでに2軒の候補を選定。
4)とりあえず仮予約を私がし、日の告知だけは早くにする。
5)ライン、メーリングリスト、フェイスブックで告知し一時集計をする。
6)返信がなかった人に対して、所在の追跡調査を行う。これを春先ぐらいまでに完了したい。
7)その後時間をかけて内容を吟味する。
8)コロナの収束状況を見ながら開催の可否を決めていく。

石川県のスーパー初売り日一覧

石川県のスーパーマーケット及び当社と取引のある量販店の2021年初売り日は以下のとおり。

【元日~】
平和堂、イオン、アピタ、ドン・キホーテ、プラント、ヤスサキ、原信ナルス、ヨークベニマル、イズミ

【1月2日~】
アルビス、大阪屋ショップ、クスリのアオキ、ナルックス(とうりき、みずきスーパーアオキ)、Aガイヤ、カジマートエムザ店とクロスゲート店、かじ惣、ハニー、ゲンキー、どんたくの半数(ベイモール、ナッピー、アスティ、穴水、宇出津、高浜、かほく)、

【1月3日~】
バロー、Aコープ、コープいしかわ、ニュー三久、あだちストア、三崎ストアー、ロッキー、どんたくの半数(新鮮館、東部、タント、エブリィ鳥屋、津幡シグナス通り、西南部)

【1月4日~】
マルエー、カジマート(エムザ店とクロスゲート店は2日)

★上記ほとんどのスーパーは、2020年と同じ初売り日である。
★変わったのはカジマート(2020年は1/2初売り)、Aガイヤ(2020年は1/1)、ナルックス(2020年は1/4)。
★ニュー三久はマルエーのグループ会社になったが、水産目当ての売り上げが毎年1/3に集中するため、1/3初売りを継承した。

【圏外情報】
年始の休日増加は、むしろ都会の方が顕著である。
サミット、ヤオコー、いなげやは、1月4日を初売りとし、三が日は休業。 
3社とも2020年は1月3日が初売りで、今回さらに休みが1日増えた格好。 
ライフは、1月3日が初売り(今までは1月2日初売り)。

正月のスーパーの休日増加の要因は、大きく3点が考えられる。
①人手不足
②働き方改革
③新型コロナの影響

①と②を重視するスーパーは休日増加を今後も定着させる意向が強く、③を重視するスーパーは今年だけの特例であるとしている。

セブンイレブンでX’masケーキ

今年は家族で食べるクリスマスケーキを注文するのを忘れた。
中央市場のお客の中には、ケーキ業者(あるいはケーキ屋さんと取引の強い業者)がいて、この時期は逆にこちらへケーキの売り込みをするのだ。
その注文を今年は忘れていた。

まぁ別にいいかと思っていたが、今朝、会社近くのセブンイレブンに寄ったら妙な貼り紙があった。
3種類のケーキの写真があって、“X’masケーキ3種、各限定1個在庫あります”と書いてある。

各限定1個?
予約を受けた品がキャンセルになったか何かだろうかと気になり、店の人に聞いてみた。
「いや、キャンセル品ではなく、純粋に1個ずつ仕入れた」との応え。

コンビニでX’masケーキはそれほど売れないのだそうだ。
毎年それなりの数を仕入れても売れず、大量に廃棄する羽目になる。
だから今年は1個×3種だけ仕入れたと。
何のことはない。在庫ではなく初めから3個の仕入れだったのだ。

そして、こんな年もいいかと思い、私はそのうちの1個を買い受けた。
毎年の馴染み深いケーキ屋のではなく、大手コンビニのX’masケーキがどんなものか、結構楽しみだったりする。
価格も2,000円代でそれほど高くない。

それにしてもセブンイレブン各店が、自己のリスクで仕入れをしているとは思わなかった。
てっきり完全予約制で、注文があった数だけ作るのかと。
ネットでググって調べると、各コンビニは予約と当日売りを併用している。

本部からの圧力は結構きついだの、ファミマは完全予約制にしただのとある一方で、今回のセブンイレブンのように、各種1個ずつしか当日売り分を用意しない店舗も多いようだ。

2019年は食品の廃棄ロスが問題となった。
廃棄による欠損より、廃棄そのものに対する道義的責任が問われる時代である。
目の前を見れば各1個の世界だが、何万店ものコンビニがあれば何万個ものケーキになる。
ミクロを操るマクロの親分がいるわけだ。
ミクロ側の店長さんは、廃棄ロスが出ないよう日々あくせく頭を働かせていると想像すると、なんとも悲哀を感じてしまう。

そうしみじみ思いながら今宵ケーキを家族で食すつもりだ。

JA高知県とゆず湯振興

一年で昼が最も短く夜が最も長い日、それが冬至だ。
例年12月22日頃だが、今年は12月21日だった。

このたび、JA高知県とわが社が協力し、片山津温泉と山代温泉の総湯にゆずを提供した。
高知県は全国生産量の4割以上を占める日本一の産地である。、
JA高知県からは120kmのゆずを無償でご提供いただき、各温泉の総湯で2日間、ないし3日間のゆず湯を楽しんでもらった。

年中行事と食は密接だ。
冬至に関連が深い食材はゆずとかぼちゃである。

近年、家庭では全自動給湯システムのバスが当たり前で、循環口にゆずの繊維が詰まるなどしゆず湯は敬遠される傾向にある。
だが、このまま伝統文化がついえていくのを指をくわえてみているのは何とも寂しい。

そこでわが社のゆず担当の沖田淳一君とJA高知県金沢事務所の下村政史所長が企画して今回が実現した。
もちろん高知県産ゆずのPRを兼ねているが、無償提供であり、純粋に文化振興に役立ちたいという思いが強い。

冬至にはゆず湯に入り、かぼちゃやあずき粥を食べて風邪を予防する風習が根付いている。
ゆず湯は血行促進、美肌効果、冷え性・腰痛・神経痛の緩和などの効用が認められている。
お風呂から上がる際、その効能を流してしまわないよう、軽く流すだけにした方がよい。

先人の偉大な知恵は、現代にも活かされている。