商興特報に学ぶ社員を育てる重要性

会社のことを考えるとき、今一番危機感を覚えるのは、人を育てていないということである。
人材育成に対する意識が低い。
これは自分を含めての反省だ。

今の業績もさることながら、未来もずっと発展していけるための種を播いておくことが現執行部の責務だ。
その最たるものが新しい人材の登用と養成である。
今の陣容が実力不足であることへの嘆き、怒りを社員にぶつけるのはお門違いだ。

そう考えていた折、下記の文章が目に止まった。
会社で購読している地元企業の動向誌「商興特報」のコラムである。
発行する社の方が書いているのだろうが、本当にいつも良いことが書いてある。
無断で恐縮だが、下記に記録させていただく。

魅力ある目標が人を育てる

商興特報11月10日号

人を育てるという信念がありますか。
人を集めるという目的は、より大きな目標に向かい、それを達成していく為なのです。
まず目的を定めたならば、大切なことは、部下を育てることであり、部下を幸せにすることを考え方の基礎・中心として、姿勢に表すことなのです。
部下を育てる原則とは何か。
それは「目標を明確にし、自信を持って会社と社会に貢献させる」ということ。
そして部下に対して、たぜこうするべきなのか、その目的をはっきりと知ってもらうこと。
それから、それを理解させるために、いかに判り易くするかという努力が必要です。

【感想】
会社の発展には部下を育てることが必須であり、部下を幸せにすることを考えの中心に置けと言っている。
そのために目標を明確にして部下にわかりやすく説けと言っている。
社員軽視の真逆の考え方である。
社員が会社で働くことに心からやりがいを感じ、会社への貢献を大きな喜びと考えること。
それが実現すれば、会社は放っておいても良くなっていくだろう。
社員の幸せを第一に考え、わかりやすく話す。
簡単なようで容易いことではない。
でも、私はできると思っている。

朝ドラ「エール」と「栄冠は君に輝く」と松井秀喜

NHK連続テレビ小説「エール」はとてもまじめに番組作りをしている。
戦争シーンを凄惨に描き、主人公を自我喪失に追い込む。
そのどん底から復活し、戦後の人々を希望の光で照らす名曲の数々を創り上げていくことが本作の醍醐味だ。
特に「長崎の鐘」、「栄冠は君に輝く」にまつわる1週1曲の放送は感動的であった。
今流行りの言葉で言えば、この2話は“神回“と言っていい内容だったと思う。

「栄冠は君に輝く」では作詞家のプロフィールが数秒映し出される。
住所が「石川県根上」と書かれているのでおやっと思い、調べてみた。
すると、この歌には知る人ぞ知るエピソードがあることを知った。

実際に作詞したのは、加賀大介氏。
石川県根上町(現・能美市)の人で、“加賀”ペンネームであり、石川県の旧国名からとっている。
彼は球児であったが、16歳の時に試合中の怪我で骨髄炎にかかり、右足を切断。
このため野球を断念せざる得なかった。
「栄冠は君に輝く」の歌詞は、自身は野球をできなくなった加賀大介氏の球児に対する特別な思い入れがある。

 そしてこの加賀大介氏と不思議な縁で結ばれるのがあの松井秀喜である。
同じ石川県能美郡根上町出身の出身。
加賀大介氏の死からほぼ1年後に松井が生まれている。
このため、松井秀喜は、加賀大介の生まれ変わりなのではないかと言われている。

また、松井が通った浜小学校の正門前に加賀大介の自宅があった。
加賀大介氏の長女、新川淑恵氏は小学校教師になり、後にこの浜小学校の校長になっている。

この逸話は美しい。
この歌詞も美しい。

雲は湧き 光あふれて
天高く 純白の球 今日ぞ飛ぶ
若人よ いざ
まなじりは 歓呼に答え
いさぎよし 微笑む希望
ああ 栄冠は君に輝く

風を打ち 大地を蹴りて
悔ゆるなき 白熱の力ぞ技ぞ
若人よ いざ
一球に 一打に賭けて
青春の 讃歌を綴れ
ああ 栄冠は 君に輝く

空を切る 球の命に
通うもの 美しく匂える健康
若人よ いざ
緑濃き 棕櫚(しゅろ)の葉かざす
感激を 目蓋(まぶた)に描け
ああ 栄冠は 君に輝く

このエピソードのおかげで、「エール」を「古関裕而」を「栄冠は君に輝く」をとても身近に感じることができた。

加賀丸いも初せり、老舗料亭「つば甚」さんへ!

写真左:つば甚若女将のまん中:つば甚の川村浩司料理長、右:丸いも生産協議会の岡本豊会長

石川県加賀地方の特産品「加賀丸いも」の本年度初せりが行われ、最後の2個入りプレミアム1箱が3万円の値が付いた。
仲卸の丸新青果がせり落とし、金沢市寺町の老舗料亭「つば甚」さんへと渡った。

一昨年と昨年は産地のおひざ元の旅館、辰口温泉「まつさき」。
今年は名料亭の「つば甚」。
丸いもの初せりの行き先は、食材の素晴らしさを深く理解する地元の老舗がふさわしい。
つば甚・若女将の鍔(つば)裕加里さんはこの日のために3時起床で気合いを入れて来られた。

つば甚の川村料理長は、お店で出すお吸い物の真薯(しんじょ)には必ず丸いもを使われるほどの“丸いもマスター”である。
今年は若い衆を引き連れ産地に出向き、丸いものつる巻き体験をされた。
食材への知識を深めるため。頭が下がる。

また、今年はつば甚を筆頭に県内24店もの料亭・レストランが創作料理を発表して消費普及に協力している。
私はこの産地の純粋さ、ひたむきさが大変好きである。

ひたむきでないとGI認証(地域的表示保護制度)には登録できない。
GIは地域ブランドの証で、風土や伝統が育んだ特色ある地域産品を保護する為の制度である。
合格はかなりハードルが高いのである。

生産者代表の岡元豊会長は「今季は台風の被害がなく、ムラなく形の良いものができた」と作況に自信をのぞかせていた。
また、小松市などで新規生産者も増えたとのこと。
生産者が増える産地は食材に魅力があることと、それを支える生産者たちに人徳があることが必須条件だ。

加賀丸いものことをもっと地元消費者が認知し、家庭内でも“普段使い”する日常となることを願う。
それには卸売市場もひたむきに活動を続けなければならない。

カニが始まると野菜が黙る

例年、11月6日あたりがカニの解禁日である。
オスのズワイガニは解禁日から翌年3月まで、メスの香箱(こうばこ)は翌年1月10日まで漁が許されている。

オスのズワイ。生きて動いている。

石川県民は香箱が好きだ。
・カニ味噌、内子、外子の味が楽しめる。
・一杯(一匹のこと)が 一人前に丁度いい大きさ。
・価格が安い。一杯1000円。
・2ヶ月限定で出回り時期が短いため、旬を強く感じる。

また、香箱はそのほとんどが県内で消費される。
石川を訪れる観光客のお目当ては加賀料理などの石川の食だ。
冬ならば絶対的な花形がカニである。

私は八百屋なので、残念ながら、という言葉を使う。
残念ながら、石川、金沢の食の中心は魚である。
野菜ではない。野菜は脇役だ。

悔しいけれどそれが現実。
それを証拠に、11月7日以降になると、中央卸売市場は水産側はとても活気がありが、青果側はどこかひっそりしている。
売り上げも毎年11月はパッとしない。

昔からこの怨念があるから、青果市場はルビーロマン100万円!などと話題を作って復讐しているのだ。
だが、やはり人々の本当のお目当ては魚である。
それでいい。
石川県の農業はあまりにも規模が小さい。
基幹商品に野菜や果物はなり得ないのだ。
ないものをいくら振りかざしても無理がある。
青果は脇役に徹し、時々ちょっととんがった話題作りをしていればよろしい。
その代わり、とびきり個性的でとびきり頭の切れる集団になってみせよう。

だから、石川の自然産業の代表として、水産にはもっと頑張ってもらいたい。
石川には他にもいいものがたくさんある。
俗に言う、石川県のAKB。
A…甘エビ
K…カニ
B…ブリ

さらには能登フグという、漁獲量は日本一のくせにあまり知られていないブランドもある。
石川の食はまだまだブレークする余地がある。

大西信哉社長の就任披露パーティー

昨日11月17日(火曜日)、料亭「つば甚」にて、弊社代表取締役 大西信哉社長の就任披露パーティーを開催した。
社長就任は6月だったが、コロナ禍によりタイミングが折り合わず、この日まで延び延びになっていたのだ。
ここにきての第三波襲来でこの日の開催も心配な面もあったが、今回はご招待者をほぼ市場関係者のみに絞って三密対策を徹底したため、予定通り開かせていただいた。

冒頭、松本会長の挨拶で「歴代社長の披露会はすべてホテルだったが、今回は老舗料亭を選んだ。これは、現社長の金沢の食文化を大切にしたい気持ちの現れであり、また、コロナで料亭がもっとも痛手を被っていることへのエールでもある」との話があった。

通常は100人以上の大宴会で使っていた大広間を半分以下の45人程度に抑えた。
となりの人と距離があり、お話するに少しやりづらく、お酌も控え、手酌を中心とした。
これには最初違和感が強く、「なにか、金沢でない別の地、別の文化に触れてるみたいですね」と周囲と漏らしていたが、宴が進むにつれ違和感はほぼ解消した。

それには芸妓の存在が大きい。
6つのテーブルが配置され、6人の芸妓が呼ばれていたが、まめにお酌に回ってくれるし、人と人の間に入って話の相手もしてくれる。

宴会の2時間はあっという間に過ぎた。
最後、閉会のご挨拶を私が務めさせていただいた。

手前味噌ながら、良い会になったと思う。
ひとえに社長の真っ直ぐ・熱いひととなりの賜物であり、またご参加下さった皆さまの暖かいお気持ちのおかげであろう。

これを機に部下たる我々は一層結束し、社長とともに会社発展のため邁進しなければならない思いを強くした。

ファーム菜四季のアスパラハウス3棟完成

子会社の直営農場「ファーム菜四季」の穴水農場で、新たに3棟のビニールハウスが完成し、その完成説明及び引き渡しが行われた。

基本的に、前回建てた5棟と同じハウスであるが、上に開閉ができる窓をつけた。
窓があった方が夏場の温度調整をしやすいためである。

8棟並んだ様子はかなり壮観。
フル稼働の暁には“産地化”のイメージが現実的なものになる。

既存の5棟に5月25日に定植した苗は、大きく成長していた。
私は農業に疎いので、まったく知らなかったことだが、せっかくここまで育てたアスパラの茎や葉も、冬は黄色く枯れ、それは全て刈り取ってしまうそうだ。

え!?
何年も収穫できるというアスパラをこの冬にすべて刈り取る!?

そう。
刈り取るどころか、最後は焼却してしまう。
病原菌が繁殖させないためだそうだ。
土も念入りにバーナーで焼く。
消毒もする。

アスパラは土中に株が残っており、地表を焼いてもここからまた新芽が出てくる。
年々それが太くなる。
2年目は自家でちょっと食べられるものが出てくる。
3年目からは市場出荷できるものも出てくる。
その後10年は採れるようになる。
アスパラが金になるのは3年目以降だ。

こういう栽培方法を編み出した人類の知恵はおそるべし。
農業とは偉大なる発明だ。
とにかく、ハウス8棟が完成した。
能登のアスパラ産地として必ずや成功させたい。

青果物の週間情報 【2020-W47】

■週の概況 第47週 11/16(月)~ 11/21(土)

【全体】
 今季は台風被害がなかったため、全国的に露地物の青果物は潤沢である。特に重量野菜の大根・白菜は、需要期に入りながらも専業農家から家庭菜園に至るまであらゆる場所で採れているためにだぶつき感が強く、安値が顕著になっている。この週に価格を上げそうな品目は見当たらず、すでに十分下げた感のある葉茎菜類全般は保合、堅調さを保ってきた果菜類は弱含みとなる。果実ではみかんは保合、量が増えてくるりんごや柿はやや弱含みの予想だ。
 季節が冬へと進むにあたり、コロナの第三波襲来の恐れが高まってきた。再び巣ごもり傾向に戻るのか、Go to イート回数券の効果が出てそれなりに経済が回るのか、先を読みのが難しい状況が今後も続く。

【野菜】
 葉茎菜類は総じて安値低迷で苦しい販売環境である。白菜、キャベツ、小松菜、ブロッコリー、レタスなど潤沢安値感強し。ねぎ、ホウレン草は比較的動きはいいようだ。ふきが年末に向け徐々に増量。生産量及び消費量の減少品目だが、季節感を訴えたいところ。菌茸類はまずまずの動きで、原木椎茸等も徐々に増加を見込む。
 果菜類は全体的に弱い。胡瓜すでに大きく下げ切った感もあるが、比較的堅調だったトマト、ミニトマト、ピーマン、ナスはこの週も弱含みである。
 根菜類では大根が大きく供給過剰である。全国的に豊作かつ消費が伸び悩んでおり、安値低迷がしばらく続きそう。人参は岐阜産が大きく遅れて端境期が続くが、価格はそれほど跳ねない。蓮根、さつまいもは地物中心に弱含みだが、太物は少なく堅調である。里芋は福井中心に今季の生育は良く、順調な入荷となる。馬鈴薯は昨年より少なく、強含みの展開。玉葱は依然として安値で供給過剰気味である。

【果実】
 国内果実は完全にみかん、りんご、柿の三本柱である。早生みかんは福岡・長崎中心に徳島、愛媛など各産地からの入荷。今季は大玉傾向でS級は少ない。りんごは青森が早生ふじ、長野がサンふじ中心となる。柿は高松紋平、能登個人の平核など生食に加え、富山アンポ柿の干柿が増えてくる。11月下旬にはころ柿も個人物からスタートする見込み。山形県産ラ・フランスも潤沢に入荷する。
 輸入果実の品目構成は前週から変わらない。しばらく少量高値だったバナナは産地状況が少しずつ改善し、徐々に数量が伸びてきた。グレープフルーツはメキシコ、オレンジはオーストラリアが中心。キウイはゴールドがほぼ終了の見込み。ぶどう類は国内産の切り上がりを補うべく、アメリカより各色のシードレス種が入っている。

Go To Eat とプレミアム商品券

Go To トラベルが活況を呈し、やっぱり経済を回さなければ!と人々が思いを強くした矢先である。
コロナ第三波が襲来した。
なんとも手強いウイルスだ。
まさに今、全国的に仕掛けようとしていたGo To Eatはどうなるだろうか。

石川県では、10,000円で12,500円分の食事ができる「プレミアム食事券」を80万部印刷し、11月13日まで第一次販売した。
かなり余ったので、16日から第二次販売に移る。
一人5冊まで買えるようになるらしい。
おそらく80万部の売り切れ御免だろう。

この政策と並行し、各商店街等が、独自にキャンペーンをはり、独自の商品券を販売する試みが盛んである。
1万円で1万3千円の買い物ができるなど、お得率はそれぞれである。
近江町でも販売し、瞬く間に完売したとのことだ。

この商品券作戦、私には素朴な疑問がいくつかある。
①もしどこもがこれで収益が上がるなら、コロナに限らずいつでもこれをやればいい。でも実際は非常時でのみだ。実際どうなのか。もし印刷費などでコスト倒れになるのであれば、今回だってやるべきではなくなるだろう。

②転売が大きな問題になっている。金儲けのために買い占めようとする輩がいるのは嘆かわしいことだ。違法ではないらしいが人としてあるまじき行為と思う。行政がそういう悪人を結果的に後押しする形になっている。もっと規制を強化すべきではないか。

③市民にとって、これは本当にお得なのか?食事券を使えるのは来年3月までだが、その期間内に券を使い切ろうと、かえって食べたくもないもの・いく気がなかった店に足を運ぶことになりはしないか。今だけお得!で結局要らないものを買う愚は世の常である。しかしその分お金が回れば良いというのが行政側の思惑なので、仕方がないのかもしれない。

④トラベルの時と同じように、特定の人気店にばかり恩恵が集まり、一般の飲食店がこれで潤うことは極めて稀なのではなかろうか。人気店はコロナ禍でもやっていける。一般店は救済されないとならば、倒れてしまうところも続出する?

さて、石川県の食事券の印刷は大変立派で、石川県のゆるキャラ「ひゃくまんさん」をあしらった経費のかかったものだ。
もっと質素な券でいいのに。
いや、これも経費をたくさん使うことが経済を回すという意味では、意味のあることかもしれない。

農経新聞に掲載された

本日送られてきた「農経新聞」にうちの会社が取り上げられていた。
内容は、システムを卸売会社で共同開発、というものだ。

数年前、四国の高松青果がうちのシステムをご覧になって大きく評価され、ぜひ導入させて欲しいと言ってこられた。
そのままコピーして使ってもらうだけなら簡単だが、同じ卸売会社でも仕事のやり方はいろいろ違う。
また、データをどう処理し、どう分析するかは企業の考え方の反映であり社によって独自のものだ。
高松青果に導入してもらうにも大きくカスタマイズする必要があった。

そのため、うちの電算部長、あちらの電算課長が頻繁に行き来して打ち合わせを行ったし、何よりも高松青果の齋藤良紀社長の熱意・信念がすごかった。

それなりに苦労して、うちの会社のシステムをベースにして「高松バージョン」を作り上げ、なんとか導入を果たした。
数ヶ月前にその運用を見学した時は、うちよりもデータをうまく駆使して業務に活かしている様子を目の当たりにして逆に勉強させられた。

「農経新聞」は青果卸売市場流通の専門新聞である。
社長の宮澤信一氏は知識人で、青果卸売会社の良さも悪さも熟知していらっしゃる。
根本的には青果卸売市場流通を応援してくださる心強い存在だ。
この度、うちを記事に取り上げていただき、感謝申し上げたい。

衆知を集める

8・13「衆知を集める」は松下幸之助の名言だ。

「衆知を集めることをしない人は絶対にあかんね」と語っていたという。
「人の話に耳を傾けない人は、なんぼ会社が成長しても、いつか足元をすくわれる。衆知を集める会社が成功するんや」。

この言葉をうわべだけ理解すれば、会社の幹部たちにどう思うかを聞いてみて、一番多かった意見に従って決断を下すのがトップのあり方だ、ということになるだろうか。
そうではあるまい。

本日の金沢PHP経営者友の会の食事会で、田村テントの田村社長がヒントを下さった。

いろいろな人の考え、知恵を聞き、それを全て集め、全部包括した上で自らの責任で決断を下す。
それがトップのあり方であり、責務である。

一から十までなんでも独断で決めてしまい、経営とはそういうものだと思っている者。
全てを任せて、或いは多数決的に委ねて、自分の信念というものを打ち出さない者。
どちらも経営者としては失格なのだ。

金沢PHP経営者友の会は来年創立40周年を迎えるが、コロナ禍により3月開催を延期にした。
さて、その先はどうする?
さらに延期?それとも中止?形を変えて何かやる?

会員から出た意見は千差万別だった。
会長と実行委員長は頭を抱えた。
でも、衆知は集まった。
衆知を踏まえ、トップが決断すればいい。
それを会員は尊重し、決定内容に従って行動していく。

会社運営も同じである。
上司は衆知を集めなければならない。
その上で決断をしなければならない。