車椅子特化ブログの書き手さんはブロガーの鑑だ

妻がしばらく入院することになったので、姉が家事の助っ人で家に来てくれている。

姉は、今年7月に完成した金沢城の「鼠多聞(ねずみたもん)(2020年7月26日の当ブログで紹介)」に母を連れていき、見せてやろうと思い立った。

母は3年前に脳梗塞で倒れて以来体が不自由で、移動には車椅子が欠かせない。
果たして鼠多門は車椅子の障害者が見学できる配慮がなされているか。
姉はネットで「鼠多門 車椅子」と検索した。

すると一発で「男の自宅介護/車いすで行く金沢」というブログにヒットした。
鼠多門のページには、どこにスロープがあってどこに階段があるか、どこに昇降機があってどうすれば利用できるか、などが写真付きでわかりやすく説明してあった。
もう一目瞭然!

姉はこのブログに書かれてあった、まったくその通りに母を鼠多門に案内してきた。
なんの不安もなく、なんの惑いもなく。
本当にありがたい情報だったと知らせてくれた。

そのブログの執筆者の方は、14年前に奥様が脳出血で倒れて以来ずっと自宅介護を続け、金沢のいたる所に奥様を車椅子で連れて行き、それ模様をアップされている。
投稿はゆうに1000を超えている。

ものすごい。
この方は一般ブロガーの鑑だ。
ブログとはこういうものか!と腑に落ちた。
ブログは自分の毎日の活動を記録するものでもあり、
自分こそが提供できる特別の価値を有する情報を発信する媒体でもある。

私もブログを書いている以上、何か人さまに価値あるものを提示できないか。
本気でそう思うきっかけを与えてくれた。
その答えはまったく見つかっていないのがもどかしいのだが。

感動の100円立体パズル

家にパズルが置いてあった。
やってみたがなかなか難しく、三角の枠にはめ込むのに苦労した。

このパズルについて驚いたことがまず2点。

①100円ショップで売っている商品であったこと。
このグレードで100円とは。100円ショップ侮れん。

②このパズルは平面にはめるだけでなく、ピラミッド型の立体に組み上げることができる。
おお、それはエレガントだ。
立体パズルにもなる。そう発想すること自体に作り手のセンスの良さを感じる。

ピラミッドを作る解法はわからなかったので、ネットで検索して調べた。
そこで3点目の驚きがあった。
驚きでもあり感動だった。

最後のワンピースは縦一本を斜めに置く‼️
斜め❗️
・・・・・・・・
・・・斜めに使う‼️(しつこい)

考えてみれば当然だ。
最後、頂点が一個の球ならば、斜めに置かなければできない。
理屈はそうだが、いざ目の当たりにするとこれは感動だ。

さらに調べてみると、このゲームのオリジナルは「ロンボス」といって、正品の定価は1500円のようだ。
そして平面でも100問以上の問題があるとのことだ。
また、ピラミッドも正解は一通りではなく、縦一本ではないピースを最後に置く解法もある。

これはもう、センスの塊である。
このパズルの作者を心から尊敬する。
世の中にはすごい人がいるものだ。
そして、世の中はとんでもなく美しい法則で成り立っている。

100円パズルにここまで感動してしまうのは大袈裟かもしれない。
だが、絵画や音楽と同様に賞賛されるべき美しさをこのパズルは有していると思う。
もっと多くの人に知ってもらい、後世に伝えていくべき文化遺産である。

金沢医科大学病院がでかい

金沢医科大学病院がでかい

わけあって金沢医科大学病院に来ている。
その巨大さは驚くばかりだ。
正面入り口に入ったところはショッピングモールのような佇まいだ。

建物一つで一個の街の機能を有している。
レストラン、喫茶店、理髪屋、スーパー、コンビニ、書店、憩いの場などなど。
もちろん個々の規模は小さいけれども、ほぼ事足りだろう。

地下のお店には生鮮野菜もスーパーの入り口さながらに売っている。
病院で生鮮食品のニーズがどれだけあるのか見当がつかないが、八百屋としてはうれしいことではある。

エリアによってはWiFiも繋がっている。

コンビニにはマスクが山積みされていて、ちゃんと日本製のものが売っている。思わず30入りのものを買ってしまった。


1ヶ月ぐらいならば、ここで暮らせと言われても快適に暮らせそうである。

ここ数年で、石川県内の総合病院は整備が進んだ。
医科大病院の他にも金沢大学附属病院、石川県立中央病院など見違えるほど綺麗に建て替わった。

地下のレストラン。7階のレストランはもっと高級感あり。

中央病院など、かつては密も密、老人たちが始終ひしめき、医師も古ぼけた白衣を来て、髪ボサボサのまま仕事に追われているイメージだった。
建物が美しく整備されると中で働く人間たちもスキッと洗練されたように見える。

やはり人間は環境を整えてあげることが大事である。
組織・企業が発展すれば、環境を改善するように投資ができる。
働く上で快適になり、受ける人々にもより良いサービスを提供できる。

古い枠から出られなければ、人間は外見も中身もどんどんよどんでいく。
形から入るのも人のモチベーションを高めるには重要である。

うちの会社のオフィス、現場は50年以上に渡り変化がない。
古めかしい。
これが当たり前と思い込んでいるのは現役社員だけで、新入社員候補は会社に訪問しただけで幻滅するだろう。

大学病院と比較するのもおかしいが、医科大病院を歩き回っていてふとそんな思いにかられた。

青果物の週間情報 【2020-W46】

■週の概況 第46週 11/9(月)~ 11/14(土)

【全体】
 関東・九州など、これからメインとなる産地の生育状況は概ね順調であり、今後は潤沢な入荷が見込まる。今日まで暖かい日が続き、秋冬野菜に対する消費が今一つのところにきて、入荷が増量傾向となれば、価格は当然下押しとなる。この週、価格浮上が見込まれるものはほとんどなく、多くの品目が下げる展開となるだろう。また、カニが解禁になると注目はそちらに集まり、青果物は地味なポジションに追いやられる。例年のことながら、12月上旬まではこのマイナス要因にも付き合わなければならない。
 好材料としては、寒気が南下して冷え込みがきつくなり、季節の進みを感じられるようになること。寒い時季はしっかり寒くなってくれることが消費拡大には大切である。鍋物需要が高まり、これまでパッとしなかった重量野菜に動きが出てくることが期待できる。

【野菜】
 葉茎菜類は弱含みの品目が大勢だ。白菜は長野産終了で底上げしそうだが、ここまでの低迷が若干緩和される程度。キャベツは愛知産主体に長野の残量+地場産加入でだぶつき気味である。ネギは関東産主力に地物・一本太ねぎ等も加わる。ほうれん草は関東九州産の潤沢な出回りで下げる見込みで、小松菜も連動して弱含みとなる。ブロッコリー、レタス、アスパラなど洋菜類も軒並み下げる見通しだ。
 菌茸類は増量を果たしながら、まずまず堅調だろう。椎茸は菌床物に加え、わずかながら原木物が出てくる。自然きのこはほぼ終わりだが、原木栽培のなめこは順調に出てくる見込みである。
 果菜類・豆類も全体に弱含みである。特に胡瓜やピーマンは下げ幅が大きいかもしれない。トマトは想定より出方が鈍いこともあって保合予想だ。
 根菜類は保合の予想。大根は石川産から千葉産に主力がスイッチし、中能登産、源助大根なども加わって順調に出る。人参は岐阜産の生育が大きく遅れているため、端境が生じており価格は堅調。蓮根、さつまいもはまずまず順調で価格も値ごろである。
 土物類では、馬鈴薯は北海道産の数が昨年より少なく、やや上げの展開。対して玉ねぎは供給過剰気味に連日入荷しており、先の長い安値低迷に入っている模様。

【果実】
 国内果実は早生みかんがピークである。今季は大玉傾向で中心サイズはL。食味は良く動きはまずまず好調だ。メロンはクラウンが小玉傾向ながら品質上々で好評である。りんごは長野がサンふじに切り替わり保合、青森は早生ふじで下げの見通しだ。柿は、和歌山産が終了し高松の紋平、内浦の平核無など石川産が中心になり、富山のアンポ柿といった干柿の出荷も始まる。イチジクや梨はほぼ姿を消すが、ラ・フランスなど洋ナシが順調な入荷となる。
 輸入果実はアイテム自体は変化なし。バナナ・パインはフィリピン産中心に順調な入荷である。グレープフルーツはメキシコ産中心に12月から始まるフロリダ産につなぐ。オレンジは豪州、レモンはチリ、マンゴーはブラジルと国際色豊かに入荷。アメリカ産ブドウは国内産ぶどうの減少分を埋めるべく潤沢で高品質なものが入ってくる。

アメリカ大統領選挙と郵便投票

混迷を極めたアメリカ大統領選挙はどうやらバイデンの勝利で決着しそうである。
トランプはまだ諦めきれず、法廷闘争などで抵抗する可能性はある。
だが悪あがきにも限度があるだろう。

いくら郵便投票は不正の温床だと叫ぼうが、自分が現職の大統領として臨んでいる選挙だ。
民主主義で決まったルールに則っての結果である。

郵便投票はなぜ民主党・バイデンに有利か。
郵便投票によって投票率が上がる。
あまり政治・投票に熱心でない人も投票しようかという気になる。
一番伸びるのが低所得者層だ。
低所得者層で比率が高いのが非白人系である。
非白人には民主党支持者が多い。

簡単に言えば以上のような理由だ。
特に今年はコロナウイルスのため、密になりやすい投票所を避けようと考える人が多かった。

民主党バイデンはコロナウイルス対策を重視し、投票は郵便による期日前投票を積極的に働きかけた。
反対に共和党トランプは、郵便投票に最初から否定的だった。

よって必然的に郵便投票をした者にはバイデン支持者が多く、トランプ支持者は当日投票に偏ることになる。

期日前投票を推奨するのは時代の流れで当然だ。
しかし、運用面ではもっとなんとかならなかったものか。
この混乱はあまりにもひどく、意味不明。
大国アメリカがなんとも無様な姿を晒した印象がある。

各州が大激戦だったとはいえ、結果的に大陸内は真ん中部分が真っ赤っか(共和党勝利)、その周囲が真っ青(民主党勝利)に色分けられた。
分断がさらに進むのなら、その2国に分かれた方がむしろ自然・・・という気になってしまう選挙だった。

バイデンは勝利者宣言で分断ではなく結束を呼びかけたが、アメリカは再び自由と平等と民主主義の魂を再建できるだろうか。

「加能ガニ金沢」誕生

今年11月から、石川県産ズワイガニにまた一つブランドが加わる。
「加能ガニ金沢」。
金沢甘えびに続く金沢港の水産物ブランド第二弾である。

金沢市と石川県漁協で構成する「金沢市水産物ブランド化推進協議会」は、金沢港で水揚げされるもので甲羅幅11㎝以上の雄を「加能ガニ金沢」とし、8㎝以上の雌は「金沢香箱」とする。
ともに脚がすべてそろった傷のないものに限るとのこと。
せりは石川県漁協の「かなざわ総合市場」に限定される。

石川県で水揚げされたズワイガニには「加能ガニ」というブランド名が付いている。
加賀の「加」+能登の「能」だ。
この名が付いたのは2006年だ。

しかし、この名前は当初から一部で不評だった。
「加能(かのう)」という言葉に馴染みがない。
同じズワイである越前ガニ、松葉ガニと比べて、知名度の低さを指摘され続けた。

新ブランド名は知名度不足の打開を狙って「金沢」をつけ足したものだ。
県内の統一名称「加能」を無視するわけにもいかず、後ろに「金沢」をつけることにしたらしい。

ホントのホントは、「金沢ガニ」という名前にしたかったのだろうか。
知名度が上がるには、その名で呼ばれることがごく普通にならなければならない。
「かのうがに」が、「かのうがにかなざわ」と「かなざわ」までちゃんとつけて呼ばれることが当たり前になるということだ。
「スマホ」のように、略語が一般化するのはわかるが、長ったらしくなって有名になるケースはレアだ。

メスのズワイの「香箱」はもっとややこしい。
金沢港で水揚げされる香箱ガニは、「かないわ香箱」というブランド名がすでにある。
今季から「かないわ香箱」「金沢香箱」が両立することになる。
二つはどう違うのか。
新聞によると、水揚げした船の所属が石川県漁業協同組合(JFいしかわ)の金沢支所に属する場合は「金沢香箱」、金沢港支所に属するならば「かないわ香箱」になるとある。
こうなると外の人間には“わからん世界”に突入だ。

もちろん、各ブランドが好調に販売されるようになればいい。
一つ心配なのは、この度のブランド誕生が「かなざわ総合市場」と「金沢市農林水産局」で決められ、つい数日前に明らかになったという点である。
流通、特に金沢市中央卸売市場水産部が入っていない。

ブランドというものは、生産・流通・行政・消費者・報道関係など、ありとあらゆる人が関わって成功するものだ。
加賀野菜がその典型である。
ブランド力向上のため、これからは流通の人間も大きく巻き込んだうえでのムーブメントになってもらいたい。

金沢一本太ネギの初売り

左は山野市長、右は村田副部会長

本日、加賀野菜に認定されている「金沢一本太ねぎ」の本年度初荷があった。
初せりにあたり、金沢市の山野市長からはトップセールスを、JA金沢市軟弱野菜部会の副部会長 村田潤一氏からはご挨拶をいただいた。

山野市長は地元の農産物振興にはいつもとても熱心で、何かの折には市場に早朝からかけつけてくださる。
大変ありがたいことだ。

金沢一本太ねぎは1960年代をピークに一世を風靡した根深ねぎだが、風に折れやすく箱詰めするのに長すぎたため生産量が激減した。
しかし、非常にやわらかく美味しいネギであり、すき焼きや鍋物にすると天下一品の風味を醸し出す。
このことから、加賀野菜に認定することで種の保存振興がはかられ今日に至る。

出回りは生産地は金沢市の金城地区、富樫地区。
今後数を増やしながら年内一杯販売される予定である。
一般に、青い部分と白い部分がはっきりと分かれている方が良いとされる。

一本太ねぎには問題もある。
普通のねぎと差別化があまり図られていない。
上述のように風味が完全に違うのならよいが、どうも中途半端なのである。

見た目は普通の白ネギと見分けがつかない。
八百屋の中には「普通のねぎと一緒や」と言う者までいる。
持前のやわらかさがよくわからない、又はアピールしきれていない。

種の継承の仕方が原因の一つかもしれない。
生産農家は自家採種によって種を確保している人が多いと聞く。
自家採種だと、永年の栽培で普通のねぎと“混じってくる”現象が起こる。
畑を分けているつもりでも、少しずつ交配が進むのだ。

そのせいかどうか、「一本太」ねぎであるはずが、太くないネギが目立つ。
太くないので「太」の字を取ろうかと今真剣に検討されている。
そうなれば新名称は「金沢一本ねぎ」だ。

種は金沢市農業センターに昔からのものが保存されている。
もし現場で種の交配が進んでいるならば一度リセットし、農業センター保存の種を使って新たに増やしていく試みが必要かもしれない。

加賀野菜は“いいもの”だ、というのが加賀野菜の父・松下良氏の言葉だ。
これはブランドが生き抜いていく上でシンプルながら一番大事な部分だ。
金沢一本太ねぎが、本来の長所を維持しながら発展継承されていくことを強く願う。

アメリカ大統領選挙

アメリカ大統領選挙が行われている。
投票日は11月3日で、今日本は5日になった、まだ結果が出ていない。
共和党の現職 ドナルド・トランプ対民主党のジョー・バイデン。
歴史に残る大激戦だ。

激戦ゆえに決着まで時間がかかるのは仕方ないが、限度がある。
インターネットのご時世に勝者確定に何日かかるかわからないというのはひどい混乱ぶりだ。

トランプ陣営は早々と勝利宣言。
敗れても郵便投票の不正を訴え法廷闘争になる予測。
各地で店舗の窓に板やバリケードを張って暴動を警戒。
多くの州が州兵を派遣し厳戒態勢。
トランプ陣営、投票集計停止を要請。

もしかするとこの先、さらにもつれにもつれ、揉めに揉める。

ブッシュとゴアの闘いになった2000年の選挙は票の集計が問題となり、決着は12月中旬にまでひきずられた。
今回はもしかしたらそれ以上、来年1月6日の集計期限まで結果が確定せず、下院が大統領を選ぶ非常事態まで示唆されている。

トランプ、バイデンどちらが次期大統領にふさわしいかということはさておく。
この大混乱、これが世界最大の経済力と技術力を持つ大国アメリカの姿か。
自由・平等・フロンティア精神は、混沌・分裂・闘争で崩壊してしまうのではないか。

為政者の修身が問われている。
アメリカ国民の民度が問われている。
世界は良識を求めている。

特売と定番

スーパーマーケットには特売がつきものだ。
特売品はドンと大きくチラシに載る。
普通よりかなり安値でお買い得感ある売価設定だ。
新聞折り込みのチラシは今もってスーパーの最大の宣伝媒体であり、これでお客をたくさん呼ぶ。

つまり、特売の目的は集客である。
たとえそれ自体が利益を産まなくても(あるいは赤字を出しても)ついで買いしてもらった商品で儲けを出せばその企画は成功である。
思わずお客が足を運んでしまう特売こそ、その店の企画力というものだ。

本来なら、小売店の担当者は特売・定番のすべてを自分のリスクでやるべきと思う。
しかしその人も企業人。
単品での利益ノルマ、利益率基準を課せられているのだろうか、破格な安値でも利益が出るよう、仕入値の値引きをベンダーに要請するケースが多い。
つまり、赤字はベンダーが肩代わりしてくれ、ということだ。

当然、ベンダーはつらい。
だが取り引きを続けるため、赤字の条件を飲む。
その代り、定番商品の扱いを拡大してもらうことで帳尻を合わせようとする。
そこは業者間の駆け引きだ。

問題になるのは、往々にしてこの特売と定番のバランスが崩れてしまうことである。
ベンダーA社は先日の特売に協力し、単品で大損している。
そのマイナス分は次の定番品で取り返そうと思っていた。
しかし定番品の納入は、ライバルのベンダーB社に奪われてしまった。
こういうケースが日常茶飯事に起こっている。

小売店側にも言い分がある。
通常、特売は小売側が要請するものであり、定番は納入側が提案するものである。
定番の提案をもたもたしていると、よそがサッとさらってしまう。
パイは決まっているのだから、小売側からすれば「遅いよ、卸さん」というわけである。

そうは言うものの“借りは返せよ、仁義だろう”と私は思う。
そう思う私は古い人間だろうか。
(“仁義”なんて言葉使ってるくらいだし古いんだろう(笑))。

特売はこの世界につきものであり、卸売市場は、特売に対しては常に柔軟に対応し、定番に対しては矢継ぎ早に提案を打ち続ける姿勢が必要だ。
息つく暇なく大変だが、これが今要求される営業スタイルである。

猫も杓子もYouTube

先日「バチェロレッテ」の試聴感想をブログに書いたが、世間もこの話題でかなりかまびすしい(といってもこの1週間だけだろうが)。

私はアンチ・ヒロイン派だが、肯定派も負けず劣らず舌鋒盛んである。
ヒロインに対する辛口の論評は読んでいて面白いのでググってみる。
出るわ出るわ。
ただ目立つのはブログではなくYouTubeである。

近年、YouTubeで自己表現する人々が激増している。
一般人とは思えない高度な編集を施したり、見事な論調を披露するものが少なくない。
センスと実力さえあれば、誰でもインフルエンサーになれる時代だ。
トップクラスのYouTuberは月収数千万円も稼ぐというから、我も我もと今後も表現者は増えていくだろう。
最近のつまらないテレビよりもYouTubeで観たいものだけ観る人が多いのも納得だ。

だが、YouTubeもそろそろ「?」ではないかと感じる。
ポチれば勝手に耳目に入って来るのは楽だが、そのコンテンツが見るに値するかどうかはわからない。
バチェロレッテに話を戻せば、面白いかゴミかは数分間見ていないとわからない。
これがブログならサッと目を走らせれば全体像をつかむことができる。
そこがYouTubeと文字媒体の違いだ。

ゴミ情報に限ってやけに導入が長いのも腹立たしい。
試聴時間によって収益が増えるシステムなので、無駄に尺を長くする輩が多いのも困りものだ。
だからYouTubeの方が観ていてイライラが募る。

「Facebook」「LINE」「Instagram」「Twitter」といったSNSにも流行り廃りがある。
YouTubeは今後どうなっていくのか。
なんとかゴミを拾う確率が減るような改善があれば有り難いところだ。