地物の松茸、略して地松(じまつ)が豊作なのだ

不作だ、出ないと言われていた石川県産マツタケが先週後半から急に出始めました。
写真は昨日月曜日の売り場です。
こんなに松茸が並んだ風景は近年記憶にありません。

相場も大きく下げ、昨日は1kgあたり2万5000円(卸値)ほどでした。
数日間で半値以下になった計算です。

今年は長野県産など先行する産地の作況がとても悪く、おそらく地物も出ないだろうと言われてきました。

それがなぜここにきて?というのは正直よくわかりません。
暑い日が続いたからとか、この時期の雨量が十分だったとか、ここ数年で松くい虫がいなくなったからとか、いろいろな説はありますが、定かではありません。

長期的な目線では、石川県は松茸の生産量は大きく減少傾向にあります。
往年の何分の一、というレベルです。
理由はいろいろあるようですが、大きく二つ。

一、松そのものが少なくなっていること
杉に駆逐され、松は昔に比べて少なくなりました。

二、森林が手入れされていない
担い手不足です。里山里海がしっかりしてこその森林、その先の松茸です。
タケノコも同様であり、人の手できちんと世話されないと生えてこないのです。

さて、今回は予想外の豊作でした。
日栄商事の中村哲郎さんはこの機をとらえ、先日のホールインワンゴルフコンペで一番お世話してくれた数名の幹事さんへのお礼にしたいと、400g入り木箱を3つ、業者を通じてお買い上げになりました。これは価値ある商品だと思います。

能登の松茸は生だと割と香りが薄いです。
でも他県産とは鮮度が全く違い、食べたときのシャキシャキした独特の食感は格別なものです。年に一度は食べたい食材です。

青果物の週間情報 【2019-W44】

2019年10月28日~11月2日

【総論】
 台風19号が日本列島を襲って約2週間経ちました。影響は当然いろいろ出ており、被災された産地には心よりお見舞い申し上げます。しかしながら一部報道にある”台風被害で野菜に打撃、品薄高値”というのはまったくの誤りで、全体的にはいたって潤沢であり価格は平年並みです。後述しますが、台風の影響が出ているのは野菜では馬鈴薯・玉ねぎ・かぶら、里芋あたり。果実では長野のリンゴ園で被害を受けた地域が出ましたが相場を左右することはありません。
 この時期にしてはまだ気温が高いこと、及び、やはり消費税アップの影響か、青果物の動きは鈍いのが現状です。幸い、地物の旬の食材が豊富に出回ってきましたので、地産地消・秋の味覚を売りに販売の活性化を図りたいところです。

【野菜】
 葉茎菜類の市況は全体的に横ばい傾向の見込みです。ただし長く安値低迷気味だった白菜が産地端境期で底上げの気配。ほうれん草をはじめ菜類は日照不足で数量減少傾向です。ブロッコリーは石川県産で生育中の病気が散見され、予定数量より少ない正品率です。
 きのこ類では能登産マツタケが前週後半よりぐっと出はじめ、この週は量的に期待されます。週の頭から前半がピークか。芝茸などの自然きのこや原木なめこもこの週が最大の山と予想します。
 果菜類も全体的には横ばいでしょう。この時期にしては今まで高かったピーマンが下げてトマト、ナス、キュウリ、カボチャなどとともに平年並み価格となります。豆類でやはり高値感のあったインゲン等が下げる予想です。
 根菜土物類では、新潟県産かぶらが台風被害をもろに受けて品薄となり高値。里芋は作付け減少により例年より数量減で単価高です。馬鈴薯と玉葱は北海道からの物流が一時ストップし、未だに完全復旧しておらず減少・強含みとなっています。甘藷は掘り込み最盛期で出荷数自体は落ち込む週となります。大根、人参、蓮根は潤沢です。大根は源助も始まりました。

【果実】
 国内果実はみかん・りんご・柿が三本柱です。みかんは、極早生から早生へ切り替わる週となります。今まで低糖低酸で販売は苦戦していた品目なので、反転攻勢を期待します。北陸新幹線が水に浸かった映像は衝撃的でしたが、あの地区は長野市豊野町と隣接しており、豊野のりんご園はかなりのダメージを受けました。したがって「シナノスイート」もその分の数量減はありますが、りんご全体の供給量や相場に影響するほどではないでしょう。柿は、和歌山、福岡、愛知、石川から、品種も豊富に入ってきます。11月1日からはかほく市高松地区の特産品「紋平柿」もスタートします。
 輸入フルーツは特に変化なく横這い予想。バナナ、パイン、アボカドは安定しています。HDメロンはアメリカ産は終了へ。ブドウは種なし系が種類豊富に順調に入荷されます

第5回金沢マラソン 体験記①

金沢マラソンは感じることが盛りだくさんにあったので2回に分けて書くことにします。

今回、高校の同級生である水冨君が発案し、「金沢大附属高校32回生」のお揃いのTシャツを作成しました。シャツの前面には「楽走倶楽部 金大附高32回生」、背面には「RUN to LIVE, LIVE to RUN!」と印字されています。

同じく同級生の中村君が闘病中ながらもマラソンのトレーニングに打ち込んできたことから、皆で同じTシャツを着てお互い励ましあいながら走ろうじゃないか、ついでに、走らないけど応援してやろうという人にも買ってもらって、全体で盛り上がろうじゃないか、という趣旨で始めたプロジェクトです。

今朝は7時30分からスタート地点からほど近い秘密の場所(笑)に集合しました。
実際にレースに出場するのは5名、Tシャツ着用の応援組は4名、Tシャツは買わなかったけど応援に来た人2名の計11名が集い、スタート前のしばしの時間、さながらミニ同窓会のように盛り上がりました。
(この他、遠方に住む同級生にもTシャツ購入に乗ってくれた者が何人もいます。)

8時からはランナーの奥さんも加えて記念撮影を行いました。

そしてランナー組はスタートブロックへ、応援組は応援しやすいポイントへ。
応援組の中には同級生以外にも、それこそ息子さんとかもっと大事な人が出走しているわけで、言わば応援のかけもちをあちこち移動しならがやるわけですから、そりゃあもう大忙しです。

これはランナーが今どこら辺を走っているかを検索できる「位置情報WEBサービス」ができたから可能になったわけで、後々レース結果を振り返ることもできて、マラソンの楽しみ方が広がったように思えます。
(一時サーバーダウンもしたようですが・・)

それとレース中に応援組のやりとりしたラインが(後で見て知ったのですが)秀逸の面白さでした。
やれ今誰が前を通ったとか、やれ山中教授がアンパンマンの格好して走ってる(後にこれはガセと判明(笑))とか、これを見ているだけでレース中は飽きません。
楽しみ方に幅がでてきているようです。

天気はあいにく雨、それも時々どしゃ降りでした。
ランナーは好きで申し込んでるわけですから雨が降ろうが槍が降ろうが自業自得ですが、応援する人、お手伝いする人は本当に大変だったろうし、寒かったろうと思います。

でも、今回出走した同級生は全員完走できました。
私は終盤あまりに苦しく地獄を見ましたし、竹村君は私よりずっと強いのに足がつるトラブルがあって歩いてゴールという無念の結果でした。
でも、終わってみれば、走った人も応援した人もとても楽しい思いができたようです。

金沢マラソンも5回を数え、イベントとしてはすっかり成熟した感があります。
一方で、金澤クラブの山田社長が指摘されたように、沿道の人は年々減っているという実態もあります。
次回あたりは曲がり角かもしれません。

でも、今回の同級生企画であるとか、ライン等を使った楽しみ方のバリエーションなど、工夫をすればまだまだ盛り上がる余地があります。
まだ終わったばかりですが、もう来年のことが楽しみになってきました。

金沢マラソン前夜祭

あす10月27日は第5回金沢マラソンです。
金沢駅地下ではランナーの受付が始まり大変にぎわっています。
また毎年、大会前日はホテルで前夜祭が行われるのが恒例になっています。

私はバナナ提供のスポンサーの一人として参加しました。
本当の提供者はドールですが、そのドールにバナナを提供“させた”企業という微妙な立場ながら招待状が来ているのです。

前夜祭には主催者である金沢市長をはじめ、県知事、北國新聞社会長などお偉方、スポンサー、ゲスト(著名人)が集います。

著名人として今年いらっしゃったのはアテネの金メダリスト・野口みずきさん、カンボジア人(?)・猫ひろしさん、タレント・おのののかさん、アントニーさんなど。
こう言っちゃ失礼ながら、例年よりやや小粒です。

ただ、前夜祭の参加者は一般開放ではなくスポンサー関係者が主ですから、言わばお行儀のよい会というか、あんまりみなさんミーハーミーハーしていません。
なので、ゲストに話しかけたり、一緒に写真撮影をお願いしたりということが割とたやすくできる良さがあります。

数年前は地元出身の女優・田中美里さんやアスリート系タレント・長谷川理恵さんと結構長い時間お話ができました。

昨年は目玉中の目玉、今や大物女優の地元出身・浜辺美波さんが来場し挨拶されましたが、一瞬目を離したすきにもう退出され、記念撮影は見事空振りに終わりました。
今年、おの ののかさんも同じように途中で姿が消えていました(笑)。

にゃー

猫ひろしさんはいたって謙虚です。
昨年は真っ赤なTシャツ姿でひときわ“浮いて”いました。
今年はビシッとスーツに身を包んでいたので「今年は決めてきましたね」と言うと「昨年は空気を読まずに来てしまったので、今年は反省しました」とおっしゃいました。

加賀友禅に身を包まれて

野口みずきさんは人格者です。
この方のスピーチには本当に熱があります。
大会を盛り上げよう、マラソンを広げよう、そのために自分はできる限りのことをしよう、という誠意にあふれています。

前夜祭が開かれるマラソン大会は珍しいそうです。
それはそうでしょう。これだけでもかなりのお金がかかっています。
前夜祭はスポンサーのためのイベントです。
裏の返せば、ランナーのためのイベントではない。

だから「調子はどう?」とか「明日はどんな走りをしようか」といった会話は前夜祭会場ではほとんど聞こえてきません。

それでいいのです。それでいいのですが、金沢マラソンの主役はあくまでも「ランナー」と「現場スタッフ」と「沿道の応援者」の三者であって、前夜祭の空気はそれとはまったくずれたものであるという自覚だけはすべきでしょう。

雨が降るとランナーはつらい、スタッフは苦労する、沿道者は寒い・・・。
そういう空気を知らない人がお気楽に「明日は絶対に降りません、私が言うのですから間違いない」などというと、もちろんユーモアで言っているのは重々承知ながら、冷たい雨に実際に打たれて走っているとその言葉が思い出されて無性に腹が立ったりするのです(笑)。

まあそんなことはどうでもよく、毎年、この前夜祭はスポンサー(?)の特権で楽しい思いをさせていただいております。

柿の世界も深いのだ

柿のシーズンである。

産地は和歌山、福岡、岐阜、愛知、そして石川能登地方など多々あり、品種も刀根早生、平核無、冨有、太秋、筆書、二郎、そして紋平などこれまた豊富である。

それぞれ特徴は何なの?どこの何が美味しいの?
この単純な質問に明確に答えられる人は少ない。
「好みだからなぁ~」という適当な表現で済まされるのがほとんどだ。
固い食感が好きな人もいれば、腐る直前のグジュグジュのが一番うまいという人もいる。

絶対正しいとは言えないが、まあだいたいそんなとこだね、という柿のうんちくを覚え書きしておく。

・甘柿…冨有、筆柿、次郎など ・渋柿…平核無、西条、日本、紋平など
・渋柿はさわす(渋を抜く)ことによって甘くなる。これは渋み成分のタンニンが不溶性になることによって渋みを感じなくなるとい理屈である。
・脱渋方法はガス脱渋、アルコール脱渋が双璧で、干柿も干すことで渋を抜く技法である。

・渋柿は食感がなめらかである。
・甘柿は食感がカリカリしている。
あくまでも一般的な傾向であり、渋柿はさわす過程があるため甘柿に比べてやわらかくなりがちということである。甘柿も日が経てばやわらかくなる。

・品種の特徴
平核無柿…渋柿の代表的な存在。日本のいたるところで作られているから、作りやすいのかもしれない。柔らかくなっても食味が損なわれることはない。
次郎柿…しっかりした歯ごたえ。
愛宕柿…愛媛県の特産品である。
太秋(たいしゅう)柿…しゃきしゃきした梨のような食感が特徴
紀ノ川柿…黒砂糖が入ったような果肉が特長の渋柿。平核無を木に成らしたままアルコール脱渋させる。黒い粒粒の正体は苦み成分のタンニンが不溶性のゴマになったものである。
太天(たいてん)柿…愛媛県のブランド品である。普通の柿より2倍以上の日本一のビッグサイズが最大の特徴である。
富士柿…富士山のような形でなめらかな食感が楽しめる。
輝太郎(きたろう)柿…鳥取県のブランド品である。ゲゲゲの鬼太郎が名前の由来。
秋王(あきおう)柿…福岡県のブランド品である。太秋と冨有の掛け合わせで糖度が高い。甘柿としては珍しく種がほとんどない。
紋平(もんべい)柿…石川県のブランド品である。共撰はアルコール脱渋からガス脱渋に変えたことにより店持ちが良くなり、県外出荷も盛んになった。(しかし、食味はアルコール脱渋の方が良かったとの評価もある。)

田中達也氏展覧会に行ってきました

「ひよっこ」っぽい風景

「ムーミン展」のチケットがあったから、一昨日21世紀美術館に行ってみたのですが、長蛇の列だったのであきらめ、違う階の「MINIATURE LIFE展 田中達也見立ての世界」に行ってきました。

これもひよっこっぽい

あのNHK朝ドラ「ひよっこ」(有村架純主演のやつね)のオープニングを作った人、といえばピンと来るのでは? 日常雑貨品でできた街に無数のミニチュア人形が生活する不思議なムービーのあれですよ。

この展覧会もとても見ごたえがありました。 技術もさることながら、発想の素晴らしさですね。

身の周りの、目に入って来るものすべてにアンテナ張ってるんでしょう。

田中氏のホームページには、1日1作品がアップされてます。 一日も欠かさず、2011年4月20日から今日まで実に8年6ヶ月! え~、365×8.5=3102作品ですね。 アイディアが枯渇するということはないんでしょうか。

野菜やくだものの食品サンプルは田中氏にとっては格好の素材になっているようです。

この展覧会、お薦めです。

社員と自分の文章力が向上するための試み

社員の書く報告書や日報に中身があるものが少ない。

自分を棚に上げて言うが、これは会社のレベルの高い低いにかかわってくるので、なんとか質を上げたい。

ビジネス文書に求められるのは、読み手に必要な事実と今後の展望・課題がわかりやすく書かれてあることだ。
特別な文才は必要ない。

ブックライターの上坂徹氏によれば、以下のポイントを押さえることが重要だと説く。

1)まず目的を意識する
この報告書で求められている内容は何かを意識すること。
報告書の目的=その出張や会議の目的そのもの であることがほとんどだ。
つまり、目的意識をもって出張や会議に出ているかどうかが一番の問題である。

会社では報告書を出さないと出張経費の精算ができないルールになっている。しかしそれが書くことの目的になってはいけない。

2)素材を集める
目的が明確になったら、次は「素材」=ネタを集める。
「素材」とは事実、エピソード、数字の3種類である。

3)素材を組み立てる
まだ書いてはいけない。
集めた素材一つ一つをカードに見立てて、順番を決める。

4)一気に書く
急がない場合もトップスピードで一気に書ききる。
書いている途中で調べ直したくなっても書くのをやめず、印や付箋をつけて後回しにするのが大事である。

5)文章を見直す
多く書いて後で削るのが基本である。

まずは自分自身がこのスキルを習慣化するのが肝要だ。

即位礼正殿の儀

本日10月22日、宮中三殿で「即位礼正殿の儀」が執り行われました。

天皇陛下は即位を内外に宣明されました。
そのお言葉は次のようなものでした。

上皇陛下が30年以上にわたるご在位の間、常に国民の幸せと世界の平和を願い、いかなる時も国民と苦楽を共にされながらその御心をご自身のお姿でお示しになってきたことに改めて深く思いを致し、ここに国民の幸せと世界の平和を常に願い国民に寄り添いながら憲法にのっとり日本国および日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います。
国民の叡智とたゆみない努力によって我が国が一層の発展を遂げ国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします。

国民に寄り添うということが陛下の日本国民に対する不断のメッセージであろうと思います。

即位の礼をめぐっては政教分離や国民主権に反するのではとの批判もあるようですが、長きにわたる日本の歴史と伝統の儀礼であり、国民がその重みの一端に触れられる貴重な機会でありました。

天皇陛下は日本の祭祀王です。
日本国民の安寧・幸福を祈ってくださることに感謝し、改めて即位をお祝いしたい思いです。

金沢マラソン直前、30kmトレーニング

つい先日、ケニアのコスゲイが2時間14分4秒で女子マラソンの世界記録を更新しました。1km平均3分10秒です。 そして男子では、非公式タイムながらケニアのキプチョゲ1時間59分40秒で走破しました。1km平均2分56秒です。

お二人ともおバカさん、と言いたいくらい、常軌を逸したスピードです。 私のちょうど倍のスピードです。

1kmだけでいいから持てる力を全て出し切って走れ!と言われても私はおそらく上記のタイムでは走れないと思います。

そんなことはどうでもいいです。 私は私の世界で楽しみます。 金沢マラソンを一週間後に控えたきのう、朝6時から9時過ぎまで30km走りました。

30kmにするか20kmにするか、それとも10kmに止めとくか、かなり迷いました。 本番前にロングランを踏んでおくことは、強い足を作るためにも自信と安心感を持つためにも必要なことです。

しかし下手すれば本番まで疲れが抜けない可能性があります。 ロングランはできればもう2~3日前にやっておきたかったのですが天気が悪かったのです。

幸いきのうは天気も良く、ロングランができる最後のチャンスでした。 まあ、時間はかかっても距離だけ踏んどくか…という軽い気持ちでトライすることに。

しかし、これが悪かったのか、ラスト10kmはかなりこたえました。

マラソンというのは本当に不思議です。 最初の5km、10kmは体も軽く、呼吸も楽で、あっという間に過ぎてしまいますが、15kmあたりから一気に足は重くなります。

“どんなに苦しくても走り抜いてやるぜ!”とスタート前は息巻いてますが、終盤になると”もう無理、歩こう…”てな根性なしに成り下がります、いとも簡単に!

もし自分が拷問を受ける羽目になったら、愛する妻やかわいい子どもの隠れ家もあっという間にばらしちゃうんだろうなぁ。

30kmはほうほうの体で走り終えました。 もう一歩も歩けません。

でもマラソンというのは本当に不思議です。 1時間もたつと、足も体もなんだか心地よい疲労感に変わります。 そして「よっしゃ、トレーニングとしては上々だ」という明るい気分になれるのです。

これで夕飯にビールをごくごくやれたら本当に幸せなのですが。 一応、レースが終わるまでの一週間は禁酒に設定しました。

自信はあまりないのですが、今度の金沢マラソンの目標は4時間切りです。

にわかラグビーファン日記(6)

ベスト8準々決勝
日本3-26南アフリカ

う~ん、終わりましたね、日本。

あれだけボールを奪われ、
自軍ボールのラインアウトも取られまくり、
モールで押し込まれ続け、
デクラークにやられまくられたら
そりゃ負ける。 完敗でした。
やはり世界のトップ中のトップとはまだ実力に差があるようです。

それにしてもデクラーク、ラグビーボールを人差し指の上でクルクルクルクル、余裕のよっちゃんでした。まれにいます。幼児のころから”神童”と呼ばれ、そのまんま大きくなって名を馳せる人が。

アイルランドに勝ち、
スコットランドに勝ち、
準決勝でウエールズに勝ち、
決勝でイングランドに勝って
イギリス4チームを全滅させるという私のシナリオは見事にはずれました。
ここらの読みのあさはかさが、にわかのにわかたる所以です。

でも、日本代表は素晴らしかったです。
4週間に渡り本当に面白い思いをさせてもらいました。

かつての日本サッカーは、ワールドカップだけが盛り上がり、普段のJリーグはさっぱりでした。にわかブームに終わっていた時代が長かったですね。
ラグビーはそういうことにならないよう、引き続き面白さをメディアは伝え続けてもらいと思います。