■週の概況 第46週 11/11~11/16
【総論】
例年のことながらカニが解禁になると青果物の興味は薄くなってしまいます。ただ今年は香箱が少なく高値との見通しであり、潤沢で安価な野菜・果実を売り込むことは十分に可能と捉え、消費アピールにつなげたいところです。この週、気温は一層低くなり、鍋食材、煮物食材の需要が増します。
9月10月の降雨の影響で品目により多い少ない・高い安いが分かれています。葉茎菜類は少なめで高値基調、根菜土物類は供給過剰気味で安値基調、果菜類は品目によりけりです。特に地物の白菜など葉茎菜類、里芋など根菜類が新顔でおすすめです。果実は主力の早生みかんが極早生の低酸低糖度のイメージを払しょくして巻き返しとなります。
【野菜】
キャベツは順調ながら、その他の葉茎菜類はほうれん草など降雨の影響で減少高値傾向です。白菜は長雨の影響で少量かつ強含み。地元穴水産もあります。ねぎも秀品はやや強い予想。ブロッコリーは黒すす病の影響で全国的に商品化率が低下し高値推移です。
きのこ類は豊作となった地物まつたけは終了へ。原木・自然きのこも減少します。栽培物は順調な入荷が見込まれます。
果菜類では生育期の曇天長雨のためトマトとナスが想定外の減り込みを見せ、前週に値が跳ね上がり、この週も高値基調が予想されます。キュウリやピーマンは大丈夫で、カボチャも輸入物が安定しての入荷です。
葉茎菜類とは対照的に根菜土物は安値品目が多いです。人参・牛蒡を筆頭に馬鈴薯・玉ねぎ・長芋も潤沢すぎるほ潤沢で安値基調。大根、かぶらは前週より価格は落ち着きそうですが平年比価格としては堅調といえます。蓮根は秀品は堅調ながら細かいところは値ごろです。さつまいもは掘り込み期終盤ですが、まだ出荷数不安定で少なめでしょう。里芋は地物と福井産が出回りますが、他産地の不作から相場は高いです。
【果実】
国内果実はいちじくや栗といった秋の商材が終了し、ますますみかん・りんご・柿の三本柱に絞られてきます。みかんは早生が福岡・長崎・和歌山・愛媛等から潤沢に入荷されます。極早生の低酸低糖度で評価が低く、売れ行きも低調なスタートでしたが、早生の本格化で食味は向上し、巻き返しを図ります。リンゴはシナノスイートなど中生種が終わりサンふじ、王林に移行。ただ、異例なことに青森産はこの週は入荷が一旦途絶えます。柿は福岡・岐阜の富有柿、石川県産平核無、紋平柿の販売です。
輸入物は大きな変化はなく各品目順調な入荷です。特にバナナは一時期の数量不足は完全に脱し、前週以上に価格も下がる傾向にあります。
